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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
邯鄲之夢 5
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てたの!? 悪趣味ね〜」
「殺したやつに祟るのは当然のことさ、命を奪わないだけマシと感謝して欲しいね」
頭蓋骨を粉砕された秋芳は壊れた人形のように手足を投げ出して地に落ちた。
「やったッス!」
鄭彪が勝利の雄叫びをあげる。
「いや……、様子がおかしくてよ」
いぶかしむ包道乙。すると大地に伏して四肢をふるわせる秋芳の姿がびりびりと乱れた。輪郭がゆがんでぶれ、身体の裏側が透き通って見える。
頭頂部から鼻にかけて大きくえぐられた、見るも無残な傷。だが血が一滴も流れていない。
そこにあるのはただの呪符。そう、無数の呪符がしきつめられていた。
その呪符より呪詛が解き放たれる。
おのれの命を贄とした復讐の呪詛。いざという時に備えてそのような呪を備えるのは古参の呪術者にとって当然の処置だ。そのような配慮が呪術者自身の生命をぎりぎりのところで保証する担保となる。
京子のような若い世代には理解できない細工に思えるが、彼女の父親である倉橋源司や秋芳が師事した世代の呪術者にとって、それはごく自然のことだった。
みずからの死を引き金とした呪。
それが発動したのだ。
四方八方に金気が飛散し、秋芳と鄭彪の戦いを見守っていた兵士らを飲み込む。
すると――。
ごろごろごろごろ……。
遠雷にも似た音が周囲から響いてきた。
「ぬうっ、これは……」
「きゅ、急に腹が……」
兵士たちの全身に脂汗が浮かび、顔色が赤に、赤から青に染まる。
急に便意をもよおしたのだ。
五臓(肝、心、脾、肺、腎)五腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)のうち大腸は金の性質を持つ。金行術により体内の五気の均衡を乱し、即効性の下剤を服用したかのような効果をあらわしたのだ。
「これはたまらん!」
うんこぶりぶりブリブリぶりぶりブリブリぶりぶりブリィッッッッッ!!! プッッー!!! ブチャァァァッ!! ブフォッ! ブフォッ! ゾンギン!! ゾフッ!! キュゴガッ!! ゾザザザガギギギ!! ……ビチッビチチチチチチッ、ブチュルルル……ブチャ……プスゥ……、ブビッブピッ、ブリッ…………。……ぢゅっぢゅぅぅ、チュミチューン、ブリブリッ、ブッ、ブス〜、……ブッ、ププッ、ブビッ、ブリブリッ、ブビィーッ、ブリブリブリブリ…………。
大量の兵士たちの尻穴から大量のうんこが放出された。
それはもうこれでもかというくらいたくさんの量のうんこがぶりぶりとひり出され、モンゴル軍の駐屯地は糞便地獄と化したのだった――。
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