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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
12月/大晦日
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「そうだけど〜」

「あはは。このままだと、エクレや姫様のほうが、こっちの風習に詳しくなりそうだね!!」



「ガレットの姉弟は、ナナミ殿のいるロンドンでござるか」

「あっちも楽しくやってるといいね〜」


〜〜〜〜〜

「ほらみんな!!外の明かりがきれいだよ!!花火とかもあるよ!!」

「ま、待ってくれ・・・」

「さ、さすがに紅茶を飲みすぎたのじゃ・・・・」

「もう!!これくらいでへばっちゃって!!外で何か食べるんだから!!」

「「メシか!!」」

「うん!!(ここでは比較的)おいしいお店を紹介するね!!」

「「(ナナミおすすめのとっても)おいしいお店か!!」」


〜〜〜〜〜


ピリリリリリ
ピリリリリリ
ピリリリリリ

ガチャ

「はい、イズミですけど」

『し、シンクか・・・?』

「ガウル?そっちはロンドンだっけ?」

『・・・・吐く』

「えっ」

『うb』

ピッ


「どうしたの?」

「あ、ベッキー。ロンドンから、ガウルの・・・・」

「・・・・ああ。わかったわ」

「うん」

「シンクー!行きましょうです〜」

「おっけー!」


------------------------------------------------------------



「な、なんてこったぁ・・・・」

「バカ真人。お前のせいで撞木(鐘を突く丸太)を吊っていた縄が千切れて折れてしまったじゃないか」

「俺じゃないですー!謙吾だって一緒に突いたろーが!お前のせいだっつーの!!」

「ほぅ。つまりあの頑丈で普通は千切れそうもない縄を千切ったのは、お前の筋肉ではなく、俺の筋肉ということでいいのだな?」

「あぁん!?お前の筋肉でそんなことができるわけねーだろーが!!俺の筋肉さんがやったんだよ!!」

「じゃあお前のせいだな」

「あ?・・・・・あっ!!ちょっと待て!!そうじゃない!!謙吾お前ずっりーぞ!!」




「ふむ、年越しまであと三時間。まだ住職も誰も気づいていないようだな」

「わふ。それまでに何とかしないとですねっ」

「う〜ん・・・・何か代わりの木があればなぁ」

「のこぎりがあれば、はるちんそこらの木をバッサリといけますヨ!!」

「っていうか・・・全員私に引っ付くなぁ〜・・・・」

「「「「だって鈴ちゃん(くん/さん)あったかいし」」」」

「うにゃぁ〜!!」



「恭介。どうする?直す?」

「理樹の力で直してもいいと思うなら、それでも俺はいいけどな」

「うーん・・・でもそれだと真人の反省にならないし」

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