第七章 C.D.の計略
12月/クリスマス
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
駆けだす雪歩。
追う翼刀。
簡単な変装(帽子とマフラー)をしているとはいえ、あまり騒ぐと周囲にばれる。
なので結局はおとなしくするしかない。
「あ、あの、すみませんつきあわせちゃって・・・・」
「んー?いいよいいよ。唯子と出かけてもほとんど荷物持ちだし」
「唯子さんって・・・・翼刀さんの?」
「おう。大事な人だ」
「あぅ・・・・」
「雪歩ったら俯いちゃって・・・・まあ相手が悪いよなぁ・・・・」
「翼刀はァ・・・どこだァ・・・・」
「あっちに行きましたよ」
「サンキュゥ!!」
ダッッ!!
「さて、続き続き・・・・」
「でもせっかく誕生日なんだから、プレゼントの一つでも送ったほうがいいよなぁ・・・」
「あ、あの、でもそんな悪いですぅ」
「気にするなよ。生まれた日ってのは大事だぜ?」
「で、でも・・・・」
「ふぅむ。じゃあそこらへんのアクセサリーショップにでも行こうか」
「あ、ひゃい!!」
「へっへっへ〜・・・・菊池真、ただ今アクセサリーショップ店員に成りすまして潜入中!!あ、きたきた―――――いらっしゃいませー!」
「うーん・・・・」
「誰かにプレゼントですか?」
「ええ。じゃあこれ」
「早っ!?」
「俺こういうの直感で選ぶからさ」
「で、でもご本人に似合うかどうかとか・・・・」
「元がいいから何でも似合う。わかってるでしょ?」
「まあ確かにそうですけど・・・・え、わかってるって?」
「真ちゃんじゃん」
「―――――――」
チャリーン
「あ、ありがとうございました・・・・・」
「はいはい・・・・」
ウィーン
「まさかばれるなんてなぁ・・・・」
ウィーン
「翼刀がここに来なかった!?」
「ついさっき裏口のほうに」
「ばっかもーん!!そいつが翼刀だ!!捕まえろー!!」
ダッ!!バタン
「さて、じゃあ僕は引き続き尾行を・・・・・」
------------------------------------------------------------
「あれ、御坂じゃねーか」
「げっ!」
街をぶらつく上条当麻。
財布の中がさみしい彼にとって、クリスマスセールという言葉は魔力を秘めている。
それを求めて歩いていると、なんとサンタコスをしてケーキを売っている、御坂美琴を見つけたのだった。
「な、なんであんたがここに!!」
「下見」
「な、なんのよ・・・・ハッ!!」
(まさかこいつ、その人
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ