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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
12月/クリスマス
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駆けだす雪歩。
追う翼刀。

簡単な変装(帽子とマフラー)をしているとはいえ、あまり騒ぐと周囲にばれる。
なので結局はおとなしくするしかない。



「あ、あの、すみませんつきあわせちゃって・・・・」

「んー?いいよいいよ。唯子と出かけてもほとんど荷物持ちだし」

「唯子さんって・・・・翼刀さんの?」

「おう。大事な人だ」

「あぅ・・・・」




「雪歩ったら俯いちゃって・・・・まあ相手が悪いよなぁ・・・・」

「翼刀はァ・・・どこだァ・・・・」

「あっちに行きましたよ」

「サンキュゥ!!」

ダッッ!!

「さて、続き続き・・・・」





「でもせっかく誕生日なんだから、プレゼントの一つでも送ったほうがいいよなぁ・・・」

「あ、あの、でもそんな悪いですぅ」

「気にするなよ。生まれた日ってのは大事だぜ?」

「で、でも・・・・」

「ふぅむ。じゃあそこらへんのアクセサリーショップにでも行こうか」

「あ、ひゃい!!」




「へっへっへ〜・・・・菊池真、ただ今アクセサリーショップ店員に成りすまして潜入中!!あ、きたきた―――――いらっしゃいませー!」

「うーん・・・・」

「誰かにプレゼントですか?」

「ええ。じゃあこれ」

「早っ!?」

「俺こういうの直感で選ぶからさ」

「で、でもご本人に似合うかどうかとか・・・・」

「元がいいから何でも似合う。わかってるでしょ?」

「まあ確かにそうですけど・・・・え、わかってるって?」

「真ちゃんじゃん」

「―――――――」





チャリーン

「あ、ありがとうございました・・・・・」

「はいはい・・・・」

ウィーン

「まさかばれるなんてなぁ・・・・」

ウィーン

「翼刀がここに来なかった!?」

「ついさっき裏口のほうに」

「ばっかもーん!!そいつが翼刀だ!!捕まえろー!!」

ダッ!!バタン

「さて、じゃあ僕は引き続き尾行を・・・・・」




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「あれ、御坂じゃねーか」

「げっ!」

街をぶらつく上条当麻。
財布の中がさみしい彼にとって、クリスマスセールという言葉は魔力を秘めている。

それを求めて歩いていると、なんとサンタコスをしてケーキを売っている、御坂美琴を見つけたのだった。


「な、なんであんたがここに!!」

「下見」

「な、なんのよ・・・・ハッ!!」

(まさかこいつ、その人
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