第七章 C.D.の計略
11月/文化祭
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きれんばかりの愛情をどう表現すればいいのかという命題の果てに、ついに見つけた最終形態がこれですわ!!」
「パンツかぶって?」
「ええ!!」
「よだれたらして?」
「ええ!!」
「ただし忠誠心・・・じゃなくて愛情は鼻から出て?」
「ええ!!」
「片手にカメラ、もう片手でネットランチャーを構え?」
「ええ!!」
「変態じゃないか」
「変態ではございません!!仮に変態だとしても、変態という名の淑女ですの!!」
「ジャッジメント」
「なんでですの!!こんなことでいちいち逮捕されていては、もう家とかトイレでしか愛せないじゃありませんの!!」
「家でもやるなっての!!」
「いや、家ならいいよ」
「ちょ!!?」
「もうめんどいからさ。外ならともかく家でなら勝手にやってくれよもう・・・・」
「お墨付きいただきましたわぁぁああああ!!!」
「あ、あんた裏切るの!!」
「そうっすよショウさん。これはあまりにも」
「えー。でもほら、そこは個人間の問題だし」
「あらあら。ショウさんはよくわかってらっしゃるようですわね。その通りですの!!わたくしはあくまでもお姉さまを愛しているだけ!!確かに、公共の場で暴れたのは申し訳ないと思っていますわ。ですが、この思いには一切の偽りはありませんの」
グッ!!
「わたくしはお姉さまほど、大切に思ったお方に出会ったことがありません!!それはまさしく、この宇宙に誕生したこの星のように、唯一無二の存在。何物にも代えられぬ絶対的存在!!仮にほかの幾つもの世界にいくつものお姉さまがいたとしても、御坂美琴お姉さまはただ一人!!2万人の妹たちも、打ち止めも番外個体も、お姉さまありきで誕生した新たな命!!つまり・・・つまり、お姉さまは全人類の母となりうる存在ですのッッ!?」
「・・・・新幹線速度で脱線しちまった上にそのまま銀河鉄道になっちまったぞ」
「まて翼刀。この国の新幹線は脱線しない」
「黒子・・・・・あなた疲れてるのよ」
「疲れてはいませんわ!!わたくしは常に全力!!お姉さまに降りかかるであろう災厄を払わんとするために添い寝ですらいとわない覚悟ですわ!!」
「最近朝私のベッドが暖かくてあんたのベッドが冷たいのはそういうことかぁあああ!!」
「仕方ありませんの!!あんな脅迫文が来たのですから!!」
「脅迫文?」
「ああ、これよこれ」
「「どれどれ・・・・」」
『お姉さまへ
今晩あなたの下着のなかに忍び込んでみせますわよ。
えへっ、エヘヘヘヘヘヘヘ・・・・・
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