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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
11月/文化祭
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ティキーン!!

「はッ!!」

「どうしたの?唯子さん」

「ごめんヴィヴィオちゃん!!翼刀ブン殴ってこないといけない気がするから、行ってくるね!!」

「あ、はーい」


ピッ

24(ドゴン・・・

23(ドゴン・・・

22(ドゴン・・・



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「に、にぱぁ・・・・」

「あぅあぅあぅ・・・・」

(り、梨花。顔が引きつってるのです・・・・)

(し、仕方ないでしょ・・・こんなに重い相手が来てるのですよ!?)



梨花と羽入の神社なにこれ

そんなコーナーで、巫女服姿で八百万の神や神道、神社、土着信仰などの紹介をしていた彼女たち。
最初こそは写真撮影や、まじめに紹介などで進んでいたコーナーだったが、お昼時ということで今は客足もない。

そんななか、ただ一人だけいる客を前に二人の表情はひきつっている。


「・・・・・・」

正座をして、胸に手を当て、目を閉じて、静かに黙祷している男。
蒔風ショウを目の前にして、どうしていいのかわからない二人。



(ど、どうしましょう梨花・・・・この人ガチっぽいのです!!)

(落ち着くのです、羽入!もしかしたらこの人、それをネタに内心ほくそえんでいるのか知れないのです!!)

(・・・・ありえない、と言えないのがこの人なのです・・・・)

ツツ―――――


(なッ、涙ッッ!!)

(あぅあぅあぅ!!やっぱりガチだったのですよ!?)

(だから落ち着くのです羽入!!この男なら涙を流すことぐらい)


「すまないみんな・・・すまないッッ・・・・」

(はいアウトー。梨花アウトなのです〜)

(ちょ、羽入!!結局羽入も遊んでるのです!!)

(でもその前に梨花は疑ってましたじゃないですか〜。懺悔しに来た人間をそんな風にみられないとは、古手の巫女も落ちたものなのです)

(なゅ・・・・なによなによ!!雛見沢症候群がなくなって、女王とか関係なくなったらみんなこんな感じなの!!?)

(つまり梨花はその程度の人望だったということなのですよ〜。あ〜ぅあぅあぅ)

(くっ、羽入・・・・!!)


ちなみにこの羽入、そんなことはみじんも思っていない。
梨花の人望は、間違いなく彼女自身によるものだ。

だが、日ごろから彼女は羽入をいじりすぎた。
インガオホー。イジメヨクナイ。


ガラッ

(あ、ほら次の人が来ましたよ!!)

(そ、そうね・・・がんばるわ・・・ッッ!!)

(ば、バカな・・・なのです!
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