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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
10月/ハロウィン
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た。
昔のネタの使い回しだろうか、コスプレはハルヒバニー、みくるウェイトレス、長門魔女であった。

男性陣は思いつかなかったのか、適当にスパイダーマン(キョン)とアイアンマン(古泉)だった。



『どうも』

「す・・・すっごい装甲だな・・・・」

『涼宮さんには内緒ですが、これ実は本物のスーツなんです』

「あいつ、こないだシリーズ一気見したみたいでな。古泉が作ることになったスーツが、朝起きたら本物になってたらしい」

『まったく、彼女の力には驚かされますよ』

「・・・ちなみにキョンのほうは?」

「俺は特に・・・・これも今朝思い出してドンキで買ったコスプレだしな」

ヒラヒラと手を振るキョン。
出来はいいものだが、簡単に壊れてしまいそうだ。

『蜘蛛にかまれないように気を付けてくださいね』

「ああ。細心の注意を払っている」




「っくしゅ!!う〜・・・にしても寒いわね!!」

「ンな格好してるお前が悪い」

「なによ!!少しは風邪の心配とかしなさいよ!!」

「仕方ないさ。俺は地獄からの使者だからな」

「あれ?親愛なる隣人じゃなかった?」

「ん?」

「私知ってる!スパイダーマンってあれだよね!!ロボットに乗るんだよね!!」

「何言ってるの唯子さん。そんなのスパイダーマンに出てこないわ」




「まああれだ。何か発揮される前に解散のほうがいいんじゃないか?」

『この家が最後だったんですよ』

「ならいいが」




「ってことで解散よみんな!!気をつけて帰ってね!!キョン、あんたは私を送ってくのよ!!」

「へいへい」

『スーパーパワーで頑張ってください』

「やめろ。本当に目覚めたらどうする」

スタスタ



『では、僕もこれで』

「ああ・・・・そのスーツどうするんだ」

『おそらく今日の日付が変わった時点で元に戻るでしょう。涼宮さんが寒さで閉鎖空間を生んだようなので、では!!』

ボシュッッ!!!



「ふぇ〜」

「アイアンマンスーツで飛んで行っちまった・・・・」


バタン






「翼刀〜きたー?」

「まだだな」

ピンポーン

「お、今度こそ来たかな?」


ガチャ

「いらっしゃい・・・っと」

「「「ハッピーハロウィン!!」」」

「「「トリックオアトリート!!」」」

「どしたのこなたちゃん。大所帯で」


「いやぁ、うちにホームスティしてるパティが」

「今日はハロウィンでス!!みんなで一斉にコスプレしテ、街中を歩き回ることのできる楽しいイベントネ!!」

「だそうで」

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