第七章 C.D.の計略
10月/ハロウィン
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ウソウソ。ほら、お菓子やるから」
ポイ、スタスタ
「・・・なんかそっけないね。すぐに家の中に帰っちゃった」
「多分忙しいんだよ」
「次行こうか」
すこし気落ちしながら、踵を返して外に出る一同。
そして玄関の扉を閉め
パァッッ!!
「え?わぁっ!!」
「すっご〜い!!」
「家中がイルミネーションで・・・・」
キラキラと輝くショウの家。
今日の昼に通りがかったときは何もなかったはずだ。
ということは、暗くなって見えないうちに速攻でこれをセットしてということだろう。
「あの人もなんだかんだ言って「蒔風」なんですね」
「ありがとー!!」
「わ!!返事みたいに電飾がキラキラと!!」
「さて、次の家です。準備はいいですかドラゴンさん」
「オッケーだよハーピィさん。ラミアさんは?」
「えっとあの・・・よいしょっと・・・・だ、大丈夫です。でもその呼び名にするんですか?リオさん、ヴィヴィオさん」
「ハロウィンだからね!!ドラゴンさん!!」
「うんうん。私、ドラゴンって好きだし!!ハッ!!」
「まあらしいですけど。何で私がラミア?」
「いいじゃないですか〜。私なんてケンタウロスですよ?」
「だってコロナじゃないとできないじゃん。そんなの」
「そうだけど〜」
「ちなみにエリオ君は吸血鬼で」
「キャロはマーメイドだね」
「そんなことより次の家だよ!!」
「北郷さん達のいる家だね」
「入るときは注意しないと」
「え?」
「先ずは中の様子の確認。変なタイミングになると、この小説はR-18になっちゃうから」
「え?え?」
「中の様子は?」
「おっけーだよ!!」
「じゃあインターホン」
ピンポーン
『誰か来ましたよご主人様!!だからその溶けたチョコレート入りボウルを置いてください!!』
『ぬぅ・・・・愛紗は「私を召し上がれ」を今年もできないのか!!』チャカチャカチャカ
『バレンタインにだって迫ってくるじゃないですかあなたは!!』
『じゃ、じゃあ私がやってもいいぞ!!』
『こら待て翠!!抜け駆けを』
『だって愛紗はやらないって言ってるのだ!!』
『そんなことよりも早く誰か玄関に行かないとじゃないのか?』チャカチャカチャカ
『くっ・・・・わかりました私が行きます。ですがご主人様!!他の娘にやるというなら、この関羽雲長が受けて立ちますので!!』
『ひゃっほー!!ついに愛紗チョコレートが食べれるぜー!!』
ガチャ
「あ、こんばんわヴィヴィオ殿。お菓子ですね?」
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