第七章 C.D.の計略
10月/体育祭午後の部
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『青龍刀?ってことはお前のことじゃね?』
『ええそうです・・・・あの場合の青龍刀は私のこと。ということはすなわち私を連れていくということ』
スラァ―――――
『まあそれなら・・・・・おいお前なんで立ち上がってる?』
『迎え撃つ・・・・ために・・・・』
『おいお前なんで青龍刀を抜いている?』
『対応する・・・・ために・・・・』
『おい・・・お前なんでそんなに滾ってんの?』
『これからの戦いにですッッ!!!』
『おいマテコラァ!!』
『さあ、こっからは青龍に代わって僕が実況席に着くよ!!』
『あっ、虎ガキテメェなんか知ってんな!?』
『えー?天馬知らないのー?』
『うざ、死ね』
『ちぇっ。まああれだよねー。刀引き抜きながら青龍に近づいていく凩っちを見れば一目瞭然だよねー』
『はぁ・・・そういうことか・・・・』
「行きますぞ青龍殿ッッ!!掴み取ります、その切り札をッッ」
「戦わなければ・・・・生き残れない・・・・!!!」
ガァンッッッ!!!
「ふむ・・・なかなかの戦いだな。では、こちらも」
『この状況でそそくさと進める秋蘭もさすがだな』
『うん』
お題:矢
「矢だと・・・・?ふむ。絵がついているところを見るとこれは・・・・」
『その絵と同じのを探してこい、ってことだな』
「隠してあるということか?ならば急いで探さねばなるまい」
『いやぁ・・・あいつらなかなか大丈夫だと思うぞ?』
『きょろきょろし始めたけどよ・・・・目つき鋭いなっっ!!』
『あれは秋蘭が集中して獲物を探している印なんだ!この特徴から秋蘭は別名「魏軍のホークアイ」って呼ばれてる。あの鋭いまなざしからに寝られる獲物は一人もいないんだ!!』
『だけど限度ってもんが・・・あれで見つけられるわけがねえだろ』
「ありました!!」
『『嘘ォッッ!?』』
『あっ!!でも視線の先には確かに矢が!!』
『だけどよ、ありゃぁ・・・・・』
「やりますね!!!」
「ぬう!!さすがに七獣の二リーダーの一人!!攻めきれん!!時に・・・」
「なんでしょう?」
「その腰のは?」
「矢ですよ」
『あれだぁぁああああああああ!!!』
『くそ、あっ!!あの、あの野郎ッッッ!!』
『獅子のこと鬼だのなんだの意見言ってたくせに、自分もああいうことする!?』
『ヒデぇッッ。何よりひでぇっっ!!しかもあいつ、ちらちら秋蘭の方みて警戒してんぞ!?』
『あっ!!秋蘭っち走り出したよ!!弓も出してるし!!』
『ってこたぁまさか』
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