第七章 C.D.の計略
10月/体育祭 午前の部
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、生徒の教育に・・・・・」
やはり事が事だったからか、蒔風の話は長くなる。
生徒の数人はすでに寝ている。
蒔風の話は、当然と言えば当然だ。
ここまで破壊され、狙われる「EARTH」に隣接している「EARTH」学校。
一番安全とも、最も危険ともいえるこの学校なのだから、説明は十分でなければならない。
と、ひとしきり終わったのか、蒔風がお辞儀をして保護者達へとあいさつをする。
すると急にマイクを掴んで、派手に叫びだした。
「では定時連絡!!あと二週間後に体育祭やるから!練習とかしっかりね!!」
『うぇええええぁあああああああ!?』
蒔風の言葉に、事情を知らない一般生徒たちがそんな声を上げた。
やるのかよ!!というものから、やらないと思ってたからうれしい、という声まで、意味合いは様々だが。
「えーっと、能力の使用は、過剰でない限り認めます。もしルールを破った場合、「EARTH」局員が「説教」することになるのでそこんとこよろしく〜」
その言葉に、身が引き締まる生徒たち。
ルールって大事だよね!とか何とか言い始めている。
・・・・こんな教育でいいのか?
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と、そんなこんなで
「それでは無事に学校も直ったことだし、体育祭を開催します!!」
『わぁーーーーーー!!!』
開催された運動会。
一般生徒の中にも多くの能力持ちがいるわけだが、そこは「EARTH」対応員はいくらでもいる。
天気は改正。
誤字ではない。雨だったのを、雲を吹き飛ばして快晴に改正させたのだ。
「プログラムに日時曜日の後ろに「晴れ」って書いてあったのはこういうことだったのね・・・・」
・第一種目「玉入れ」
『玉入れって・・・・・小学生かよッッ!!』
『まあ小学生もいるっちゃあいるし。外部参加もあるし』
実況席でツッコミを入れる天馬に、普通に対応する麒麟。
その通り。
実はこの運動会、外部からの参加も可能なのである。
というのも、「EARTH」という組織を知ってもらうのと、能力者とのかかわり方などを知ってもらうためだったりする。
元が別の世界というだけで、交流が少ないのはもったいないという蒔風の考えだ。
故に、競技ごとに年齢制限などはない。
とはいえ、あくまでも「体育祭」だ。
一回の競技に大人が入れるのは一人まで。さらに競技ごとに特別枠があるので、そこに入らねばならない。
『今回の玉入れはただの玉入れにあらず』
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