第二章
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「足だってね」
「肉付きいい位だし」
「太ってはないわよ」
「むしろ健康的な感じよ」
実は男子生徒達の間では半ズボンから健康的な足が見えている若菜の体操服姿は結構な人気がある。
「お尻だってね」
「いい感じだし」
「それに特にね」
「そうよね」
皆若菜のある部分を見て言った、そのある部分はというと。
「胸は」
「何時見ても大きいわね」
「弾力もあるし形もいいし」
「立派な胸じゃない」
「胸は別に関係ないでしょ」
その話にはむっとして返した若菜だった。
「ダイエットには」
「というか胸が大きくなったんじゃ」
「その分太ったんじゃないの?」
「そうよね、成長期だしね」
「胸が大きくなって」
「それでね」
その分というのだ。
「体重が増えたんじゃ」
「それだけだったんじゃ」
「じゃあかえってダイエットはよくない?」
「そうかも」
「というか食べる量は減らしてないわよね、若菜ちゃんって」
「そうよね、ダイエットの時もね」
「いや、痩せたいなら食べろってね」
この言葉を返した若菜だった、友人達の今の質問には。
「言われてるでしょ」
「そういえばそうした意見もあるわね」
「食べると新陳代謝がよくなるって」
「その分運動すればいいって」
「下手に食べないよりは」
「だからなのよ」
この言葉に従ってというのだ。
「食べることは減らさないの」
「そうなのね」
「食べるものは変えても」
「甘いものは控えても」
「それでもなのね」
「そうしてるの」
こう友人達に話した。
「私はね」
「それはいいけれどね」
「けれど気にし過ぎよね」
「別に気にしなくていいんじゃ」
「そこまでしなくても」
「いや、どうしてもね」
若菜は気にし過ぎという友人達に自分の考えを述べた。
「気になるから、本当に太るのが好きじゃないの」
「そうなのね」
「それじゃあ太ったらまたなのね」
「ダイエットするのね」
「そうするのね」
「そうするわ、ただ自分の体重のことは」
それはと言う若菜だった。
「自分でも調べるわ」
「どうして太るか?」
「その原因をなの」
「調べるの」
「ええ、そうするわね」
こう言ってだ、実際にだった。
若菜は自分の体重というか身体のことを調べることにした、それは身体検査をしている保険の先生に聞いて調べた。するとこう言われた。
「君は骨太だよ」
「骨太なんですか」
「うん、しっかりとした骨格をしているね」
こう若菜本人に話した。
「その分体重があるよ」
「骨が太いとどうしても」
「あるよ、あと君の体重はそこにね」
確かな骨格に加えてというのだ。
「筋肉もあるから」
「それで、ですか」
「その分体重があるよ」
「脂肪
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