『14』
[2]次話
殺意という狂気に産まれて初めて犯された幼少期。
狂気を飼い慣らすことが出来るようになったのは小学低学年。
更なる憎悪に蝕まれ、飼い慣らした狂気が暴走した小学高学年。
満たされることは何ヒトツ無い。
躰も精神も喰われ奪われるだけで過ぎ去る24時間。
それはもう操り人形の様で生き地獄だった。
赦されはしない行為。
裁かれるべき筈の行為。
何故誰もが黙認するのだろう...。
理不尽な怒りと絶望に狂い叫んだ小学高学年。
見なくもない知りたくもない。
そんな汚く醜いモノを散々体験した挙げ句、罪無き命を奪った13の頃。
そしてやっとできた大事な仲間も逝ってしまい、もう心を無くした14の頃。
[2]次話
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