ペルソナ3
番外編059話 その頃の技術班 前編
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いでしまった形だ。
魔術師的な常識によれば、この魔法球という存在は色々と常識外の存在だったらしい。
尚、凛と共にシャドウミラーに所属する事になった綾子の方は、本人が半サーヴァントという存在で、凛と共にロンドンを始めとして様々な場所で魔術師にどっぷりと浸っていたのだが、ゲーム好きという事もあってそれなりにあっさりとこの状況を受け入れていた。
勿論ホワイトスターに関しては、前もってアクセルから話を聞いていたというのも大きいだろうが。
ともあれ、色々な意味で凛と綾子の度肝を抜いたホワイトスターだったが、今はその2人も大人しくシャドウミラーの一員として活動している。
凛は政治班を主としながら、生身の実働班として、綾子は純正の実働班として。
……尚、凛はシャドウミラーで生身の訓練をしているエヴァと遭遇した時に吸血鬼だと知って、当然のように驚いたのだが……Fate世界の吸血鬼とはかなり違うという事もあり、今ではそれなりに友好的な関係らしい。
生身での戦いの訓練でも、キブツを使って宝石を好きなように生み出せると聞いて歓喜したのは、何人ものに見かけられた光景だった。
勿論キブツで生み出された宝石は、本当の意味で凛が切り札とするような、歴史のある宝石といったものではないが、それでも十分に嬉しかったのだろう。
ともあれ、そんな凛から聞かされた、ニーズヘッグの宝具化。
これを考えれば、迂闊に装甲を現状の物から新たなT-LINKフレームに変えてもいいのかという疑問を技術班の者達が抱くのは当然だった。
「多分大丈夫だって遠坂さんが言ってたから、問題ないと思うけどねー」
技術者の1人の言葉に、魔術の第一人者がそう言うのであれば、と皆が納得する。
もっとも、魔術の第一人者とは言っても、実際にホワイトスターには魔術に詳しい人物は凛しかいないので、自然と第一人者になってしまったというのが正しいのだが。
ただ、実際に凛はFate世界においても魔術については世界でも最高峰の位置にいた人物であるのは間違いない。
本人の高い資質と、努力を惜しまない性質、アクセルという存在をサーヴァントとして召喚した事によって得た経験。成り行きとはいえ、半サーヴァントとなった綾子を相棒とした事。そしてロンドンに留学して遭遇した、自分と同じくらいの才能と実力を持つライバル。
また、ロンドンで魔術師として活動する上で幾度もの戦いを潜り抜けた凛は、間違いなくFate世界でも最高峰の魔術師である事に変わりはないのだ。
実際、半ば偶然とはいえ魔法の1つである平行世界間の移動すらやってのけたのだから、Fate世界の魔術師であっても凛が世界でも最高峰の魔術師であるという事を否定出来る者は殆どいないだろう。
勿論、嫉妬からそれを認めたくないと思う者は多いだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ