ペルソナ3
番外編059話 その頃の技術班 前編
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
実働班に上がる為の修行の場なのだから、強力なMSを与えるのは問題があるのでは? と思わないでもなかったが、それらの機体であっても、実働班が使っている機体より性能が低いのは間違いないという事で、特に不満を口に出しはしなかった。
……尚、当然の事だが、精霊の卵が使っている各種MSもシャドウミラーが有する外部武装追加ユニットのファブニールには対応している。
一応ザフトからはミーティアも手に入れてはいるのだが……ファブニールと比べると圧倒的に性能が低い事もあり、ミーティアは技術班の倉庫で眠る事になっていた。
「とにかく、とにかくだ! SEED世界の技術に比べるとW世界の技術というのはかなり尖ったものが多い。……正直なところ、アクセル代表が持ってるバルジとかもちょっと気になるんだが、今は出来る事からやろう」
「……バルジ、か。手に入れたデータを見る限りでは、そこまで強力な要塞じゃないな。純粋な戦力としても、居住性も、機動力としても、あらゆる面でニヴルヘイムが勝っている。ニヴルヘイムみたいに、空中に浮くといった事も出来なさそうだしな」
「だからこそ、俺達が改造するのに色々と手を入れられるんだろ」
「待て! バルジについては、後回しだ、後回し! まず、ガンダニュウム合金についてだが……精霊の卵が使っているMSはともかく、幹部達の使っているPTを始めとした機体はこのガンダニュウム合金製に変えたいと思うんだが、どう思う?」
バルジの事になると際限なく話が逸れていきそうなので、会議を仕切っている男は慌ててそう告げる。
本来であれば、男もバルジについては色々と考えているネタがあるだけに、自分もそっちに話を持っていきたかったのだが……
「そうだな、まぁ、それが無難だろうな」
「あ、でもレモン様とマリューがガンダニュウム合金とか、G元素とかを使って新型のT-LINKフレームを作る相談してたけど?」
「ああ、そう言えば言ってたな。……まぁ、今のニーズヘッグのT-LINKフレームも、かなり前に開発された奴だし、強化したいんじゃないか?」
「あら? でも……」
技術者達の話し合いの監督を任されていたセシルだったが、そんな話し合いにふと気になる事があった。
「アクセル代表のニーズヘッグは、Fate世界で宝具化? されたと聞きますけど? 凛さんが言ってましたよね?」
そう、アクセルが消えたのと前後するような時に入ってきた、魔法使い……否、魔術師の遠坂凛と以前話した時に、その辺りの事情を聞いた事があったのだ。
ちなみに凛は、この魔法球がどのような物なのかを知った瞬間、『どーなってるのよーっ!』と周囲に響き渡る大声で叫んでいたが。
アクセルの恋人達には素の性格を見せていた凛だったが、技術班の前でそれまで被っていた猫を盛大に脱
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ