花咲く果実
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んて空気の読めない妹なんだろう。
「バッ、バカはお姉ちゃんの方でしょ!」
「ていうか早く出て行ってよ! 雪穂がいたら実弦君とさっきの続きできないでしょ!」
「続きとか、お姉ちゃんやらしー!」
「やらしくないもん! あぁもう、早く出てってよ!」
「分かったよ出てくよ!」
そう言って雪穂は部屋から出て行った。
さて、実弦君とさっきの続きを――
「お母さーん! お姉ちゃんが部屋に彼氏連れ込んでイチャイチャしてるー!」
部屋の外から、雪穂が大声でお母さんに伝える声がする。
「ごめん実弦君、また今度しよっ! 今日はありがとう! 穂乃果嬉しかったよ!」
「あ、あぁ……」
状況が上手く呑み込めないのか、ただただ困惑している様子の実弦君。
でも悪いけど、今は喧しい妹を黙らせる方が先だ。
「あぁもう、雪穂のバカー!」
私は部屋を飛び出し、未だギャーギャー騒ぎ立てる雪穂を黙らせに向かった。
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