勉強会とハプニング
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る幼馴染だ。
幼馴染という関係は、長い時間を共に過ごしてきた分、お互いのことを他の人よりかは深く理解しているものだ。
俺とマルは、正直言って正反対の性格をしていると思う。これでよく今まで幼馴染が勤まったなと感心するけど、これはこれで良い関係なのかもしれない。
今日はマルと期末テストに向けた勉強会であったが、その中で今まで知らなかったマルの一面を新たに知ることができた。きっとまだまだ、マルには俺の知らない部分がたくさんあるのだろう。
それはたぶん、マルにも同じことが言えるだろう。マルが知らない俺というのも、どこかに存在しているに違いない。俺がマルに話していないことも多いはずだ。
俺はそれでいいと思っている。お互いの何もかもを知っている必要はない。今のマルとの距離感は、上手く言い表せないがバランスが良くて心地いい。
幼馴染に向かってカッターナイフを投げようとするのだけは勘弁してほしいが、そういうところを含めて俺達は幼馴染なのである。
そんなことを感じた、今日の勉強会であった。
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