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KANON 終わらない悪夢
108教団到着
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族なんですから…」
 祐一も歩み寄って手を上げさせるが、BBA感動しちゃって号泣。
 念願かなって娘が天孫に嫁げたのも嬉しいのか、孫が出来てその子も神の子なので嬉しいのか喜んでいた。
(最初から知ってたなら、真琴ちゃん小学生の頃か、卒業してこっち来る前にに嫁入させてくれたら良かったのに)
 小学性夫婦とか中学性嫁日記とか、不届きなことを考えたロリコンに、鬼武者さんが一斉に金棒でチョップを入れようとした。
『だめよ、舞』
「はわわわわわ」
 佐祐理に注意されて止めたが、そんな物でチョップされると、チョップドミートでフレッシュミートになってになってしまう朝の祐一きゅん。

「おめでとう、真琴ちゃん」
「叔父様」
 車椅子を押していた地味で細目で胴長短足、へのへのもへじみたいな背景キャラで、坊主頭にしているオッサンが口を開いた。一般信者や召使ではなく、このオッサンが猊下だった。
「始めまして、真琴の叔父です」
「「「「「「は?」」」」」」
 車椅子押してた地味なオッサンが「サー」も「オッス」も付けずに口からクソ垂れたので驚く一同。
 パンフレットの写真のように、米米クラブのオッサンみたいに仮装して、歌舞伎役者みたいなフォックスブラウンのロン毛のカツラ被って、羽背負って派手でケバイ衣装着て、数珠とか宝玉でジャラついてたのを知っている人物は、目の前の辛気臭そうなオッサンが「猊下」だと信じられなかった。
「ああ、私は人前に立つのが苦手でして、あんな衣装を着ないと、大勢の前で舞台に立つと震えて話せなくなるんですわ。うちは昔から姉には絶対服従なので、前座に前説と煽り入れる役をさせられて、この後もアレを着ないと信者さんの前には出られないんです、はは」
「「「「「「はあ……」」」」」」
 デュアルの羅々みつきさんみたいに、衣装つけて化粧しないと人前に立てないオッサン。
 何かお姉ちゃんズには絶対服従の祐一クンとか、栞のお父さんみたいに地味で大人しく、キッツイ性格の妻には絶対服従なのを思い出し、ナカ〜マなのを感じた。

「王子様、私のお母さんよ、美人でしょ?」
「始めまして、相沢です、お嬢さんにはお世話になってます」
 語彙が貧困で若造なので、義理の母親と言うか愛人の親にも、まともな挨拶もできない祐一。
「へえ、あんたが闇の王子様かい? この娘の父親と一緒で頭の毛も茶色だね? 下の方も茶色なのかい?」
「お母さんっ!」
 周りの人物のように、泣いて土下座したり、普通のオッサンとして姪の恋人と友人に挨拶したのとは違い、娘の恋人だか愛人を舐め上げるように値踏みして、シモネタ挨拶から入る下品な親。
 これでも伝説の投資家のはずだが、毒親で碌でもない奴で酒飲みで口も悪く、人前に出すのが非常に恥ずかしい種類の人物だった。
「里で言うと
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