第四章 腕試しと来襲
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!?」
壬月の問いに、答える気は無く、そのまま彼女の斧を受け止めている盾を使い、押し退ける。
壬月「くうっ!!」
すると、森羅は剣を盾にしまう。これに壬月は問いかける。
壬月「きさまっ!!どういう事だっ!!得物をしまうなどっ!!」
森羅「侮辱されたと思うなら、さっさと来い。時間の無駄だ」
壬月「きっさまああああああああああっ!!!」
彼女の斧が再び森羅を襲う。しかしこれを待っていたように、森羅は剣を仕舞った盾を変形させ、巨大な斧が姿を見せた。
壬月「なにぃ!!」
森羅「ではな....ふんっ!!!」
チャージアックスの斧形態を、壬月目掛けて振りかざされ、彼女は自身の斧で防御するがそれでも森羅の攻撃を止める事は出来ず、彼女の斧を壊しながら彼女を吹き飛ばし、地面に叩きつけたのだった。
壬月「ガハッ!!」
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気絶した壬月の意識が戻るのを待っている久遠は、森羅の強さに賞賛した。
久遠「まさか権六すら、赤子同然に扱うとは....どれだけ強いのだ、森羅」
森羅「それよりも次は誰だ?麦穂か?」
森羅の視線が麦穂に向けられる。しかし、彼女は首を横に振る。
麦穂「いえ、貴方様のお力は昨夜で勝てないと分かっておりますので、辞退します。それに貴方様の事を、私は認めます」
麦穂は微笑を森羅に向けて言う。それを聞いた久遠は、三馬鹿...三若に問うた。
久遠「権六は、眼が覚めてから聞くとして、お前たちはどうだ?」
三人は、互いに見合わせながら頷き、久遠に言った。
雛「雛は賛成でーす!」
犬子「犬子も賛成です!とっても強いですし!なによりカッコいいですし!」
久遠「うむ。和奏は?」
和奏「僕も...賛成です。これだけの強さを見せつけられれば....ん?」
すると、和奏は何かに気づいた。そんな彼女に久遠が聞く。
久遠「ん?どうした?和奏」
和奏の表情が驚愕したものへと、空へ向けて指を指して叫ぶ。
和奏「あ、アレっ!!」
久遠「ん?な!!」
帰蝶「何!!アレっ!!」
麦穂「と、鳥!?」
しかしその中で、森羅は違った。何故ならば、その鳥らしき存在に覚えがあるからだ。
森羅「....お前ら、直ぐに城に戻れ」
久遠「森羅?お前はアレが何か分かるのか!?」
久遠たちが驚く中、麦穂がハッとなって森羅に問いかける。
麦穂「まさか!森羅殿の故郷に居る化け物で
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