~prelude~
~The anc.estors from generation to generation secret skill~ ~
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ピリリリリッ ピリリリリッ。
「ふわぁぁ……」
うん、9時30分。大丈夫だな。洗面器で顔を洗い、髪の毛を整える。一応、武偵高の制服に着替えて。予備弾倉をしまい、ベレッタとデザートイーグルをホルスターに入れる。
あとは歩いて上野駅まで行くだけ。……あれ?もしかしたら出るとき会うんじゃあ……
ガチャっ パタン。
「あ」
「やっぱりなー……」
....................
「なんで一緒に行こうって言わなかったんだろう、俺....」
「なんでだろうな」
俺たちは徒歩で上野駅まで向かう。
「っていうかなんでいきなり、家のじいちゃんに用があるなんて言ったんだ?」
「キンジのおじいさん、元軍人だろ?強襲科所属の俺としては、軍人ほど参考になる人はいないんでね」
「そうか……」
そんな話をしていると、いつの間にか上野駅に着いていた。
「さて……行くか。彩斗」
「行くのはいいんだが。Suica持ってるのか?」
「当たり前だろう……俺を何だと思ってるんだよ」
「そりゃあ、ネクラ・女たらし・昼行灯・ニート・元Sランク武偵」
指を折りながら数えていく。
「なんで俺のあだ名知ってるんだよ!あと後半おかしくないか!?」
「まぁまぁ……。ほら、行くぞ」
「ったく……」
~Please to the next time!
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