外伝じゅうろく[紫苑の物語]
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私がクロウと初めて会った時は、
魍魎の封印の儀式をするために依頼で呼び出した時が初めてだった。
当時、同盟の関係にあった木の葉の里に依頼を出さなかった理由は、
木の葉の里は襲撃にあったばかりで、
未だそれほど復旧が出来ていないと言う情報を受けて、
ならば当時の依頼達成率100%の雪隠れの里に出そうという話になった。
雪隠れの里に依頼を出し、
クロウらが到着する前日に襲撃を受けた。
その襲撃のせいで私を護衛する為の軍が壊滅したが、
依頼の前日に到着したクロウらによって救われた。
驚いた事に雪隠れの里の人間には誰一人として死の予言が発動しなかった。
いや、
一回だけ発動したが、
目つきの悪い大きな剣を持った男が老人になっており、
布団の周りに男の特徴を受け継いだ人たちに囲まれている姿だった。
私の死の予言は今までは長くて一年後の事柄だけだったから、
何十年後の予言が発動したのは初めてだった。
クロウは私の事を、
「紫苑ちゃん」と呼び、
今まで子供扱いをされたことが無かった私はなぜか感動したのを覚えている。
クロウが私を背負いながら走って目的地に向かい、
途中で私の護衛軍を壊滅に追い込んだ忍び達に襲われたが、
恐ろしい程にあっさりと四人組を殲滅していた。
彼らは本当に強いな。
特に障害も無く封印の祠に到着したが、
祠の周りに傀儡の兵士たちがおり、
どうするのかと思ったら、
クロウの部下たちが突撃して再生する傀儡の兵士たちを殲滅し、
クロウと私を先に進ませてくれた。
再生する兵士の足止めの為に入り口を守るようだ。
洞窟の奥の祭壇に魍魎の魂を中に入れた人間がいたからクロウに、
「あれが魍魎よクロウ」と言うと、
彼から白色の光の様な物が飛び、
余裕ぶって座ったまま受けた魍魎は動かなくなり、
彼の次の術で倒された。
え・・・
魍魎の魂が消滅したために、
私の封印の巫女としての仕事が終わり。
予言のせいで死の巫女と呼ばれていた私は、
国の人から疎まれていた為、
クロウが引き取ってくれることになった。
一忍びが決めていい事なのか聞いたら、
「私が里長だから大丈夫」
え・・・里長のフットワーク軽い国だな。
雪隠れの里に到着したのだけど、
里人に対してすら死の予言が発動しなくて少し驚いた。
クロウが
「やりたいことが有ったら何でも言ってね。どんなことでも応援するよ」
私は今までは守られてるだけだったから自分でも守れるようになりたいと言ったら。
「わ
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