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ヘタリア大帝国
198部分:TURN19 イーグル=ダグラスその九
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徒集会も恐怖の会合になるわ」
 クリスは学校の持つそうした一面を語った。
「それがソビエトではないかしら」
「あそこは元々。ロシア帝国もな」
「強権政治だったわね」
「皇帝の独裁だった。あれはあれで問題があった」
「けれど今のソビエトは」
「独裁の裏は独裁なんだな」
 ダグラスは忌々しげに言い捨てた。
「それでしかないんだな」
「そうね。円と同じね」
「回っていけばその先にあるのは同じか」
「右でも左でもね」
「あれはファンシズムだ」
 ダグラスはソビエトの本質を見抜いていた。それだというのだ。

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