その二十「ドジラ」
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人全てを巻き込んで大災害を起こします。
ね? あの怪獣の親戚さんかなにかですか、って思いましたよね。
こんな変な人達と一緒に準備ですよ? 理科準備室って色々危険な物が置いてあるから、用の無い生徒は近づかないようにって言われているんですよ? そんな場所にこの人ドジラさん入れたら駄目でしょう!
やはりここは一回、先生に抗議しなければ……。
「ミッキー。このビンは何処に置けばいいのかなー?」
と、にこやかな笑顔でドジラさんが腕いっぱいに持っているのはビンのラベルには…
【ニトログリセリン】
グリセリンを硝酸と硫酸の混合物で処理して得られる無色の油状液体。わずかの衝撃でも爆発し、威力は大きい。ダイナマイト・無煙火薬の原料。血管拡張作用があり発作が緩解されるので、狭心症などに舌下錠として用いる。
【byグーグル先生】
まじですかぁぁぁああああ!!! この人、いつかなにかしらの犯罪を犯すとは思っていましたけど、ついにやってあがりましたよ!!
なにが起こっているのか分かってないのか、分かっていないんでしょうね、きっと! 「?」と首を傾げているドジラさん。
「?」じゃないんですよぉぉぉおおおお!! と叫びたくなりますが、ここは我慢です。
わずかの衝撃でも爆発すると↑上にも書いてありますし。
「――ッ!!!?」
驚きの声をあげようとして、すぐ飲み込んだ下級生さん。賢い選択です。
ニトログリセリンもそうですが、それを持っているのは太陽系で最強の生物です。こっちも刺激しないほうが吉のはずです。
もし、刺激でもしたら…
「ドジっス持っているのニトログリセリンじゃないっすか。それバーンッて爆発するやつっすよ!」
「足田ーーーーー!!!」
思わず叫んじゃった!! 呼び捨てにしてごめんっ足田っち!
「嘘! そんなに危険なものなのっ!? ど、どうしよっ………ぁ」
コロンッ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ポンッ。
ひ〜る〜
「(…あれ、美希がいない)」
「(下級生くんの奴どこにもいねぇ…あいつどこ行きやがった…)」
「「…あ」」
「大和殿、美希を知らないかい?」
「緑リョクさん、下級生くん知りません?」
「「知らない(ですね〜)」」
「(お昼一緒に食べようって約束したのに、何処に行ったんだろう……美希)」
「(あいつがいないと、俺の昼飯が……ま、彗ホウキさんにでも行ってもらいますか)」
「「じゃあ(それ
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