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そうだ、つまらない話をしてあげよう
分かってくれたかな?
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待って、可笑しいわ。
最初にお爺さんは『敏腕の刑事の話』をすると言っていたわ。
でもさっきは『とある殺人鬼の話』を聞かせてあげようと言っていたわ。
刑事と殺人鬼、似て非なるもの話――どんな話なのか気になっているのはきっと気のせいよね。それかお爺さんにマインドコントロールをされているのだわ。話の最後には高額な代金を請求してくるのだわ。そうはいかない、どうせならわたしが受け取ってあげようかしら?
睨み付ける私を楽しそうにニヤニヤ緩んだ顔のお爺さんが次に話し始めたのは、敏腕の刑事の話でも狂人の殺人鬼の話でもなく――とある親子の話でした。
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