第95話 二尾
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輪眼を燃え上がらせてスサノオを浮き上がらせてガードを始めていくがビルの窓辺からヘッドギアを装着し、スコープを覗いている紫がかった髪をした女性がスイッチを入れてつまみを回していく。
スコープで拡大されマダラのチャクラが手に取るよう解るようになると『万華鏡モード カムイ』とモニターに表示され焦点が合っているスサノオの装甲の時空が曲がり出してポッカリと穴が開いた。
「ビンゴ!思った通りだわ。結構使えるわね」
暗部組織『スクール』所属のスナイパー『弓箭猟虎(ゆみやらっこ)』はスコープから目を離して一息ついた。
穴がスサノオに反応しチャクラで埋めようとする黒ゼツだが......
「!?」
「はぁぁぁー!」
窒素装甲の鋼鉄パンチが寸前で入り込みチャクラによる密閉空間に窒素が流入しといき拳がマダラの胸元に直撃するとパン!と音を立てて上半身が半壊して倒れ込んだ。
「やったの?」
「......」
フレンダが恐る恐る近づいてみるが血の流れがない死体に不気味さを感じて背筋を凍らせている。
絹旗は確かに仕留めた感触を掴んだが釈然としないように突き出した手を開いたり閉じたりして違和感の正体を探ろうとしていた。
「あっ!?もう戦い終わったみたいですか?」
邪魔にならないように避難していた佐天が麦野に質問をした。
「そうみたいね......油断ならないけど」
「なるほど......御坂さんと連絡が通じないので直接会ってこようかと」
「サソリはどうなったの?ボロボロだって連絡が入ったみたいだけど」
フレンダが身を乗り出して訊いてくるが生憎目撃した情報しか持ち合わせていない為無事である事を願うしか返答できなかった。
「湾内さん達が向かいました。それにサソリの砂が守ってくれたから大丈夫ですよ」
グーと親指を立てて誇らしげに笑う佐天。
「ところでフウエイちゃんはどこにいます?」
「パシリに預けている訳よ」
「パシリですか?」
佐天の傍らには麦野達の死角になるような場所でグルグル面のトビが青い顔をして震えていた。
ま、まさか......黒ゼツが負けたっすかー?
オイラ自由に......いやゼツと悪い事したし
どどどどうするっす?やはりここはこの娘達に寝返ってやり過ごすしか......ないっすか?
震えているトビに警策はなんとも不審そう見てはため息を吐き出して、移動し始めた佐天とトビに着いていく。
******
一方そのころ地下のとある倉庫にアイテム構成員の『浜面仕上(はまづらしあげ)』はカラクリ少女のフウエイと忍者ゴッコに付き合っていた。
「討ち取ったり〜!」
「ぎゃああ〜。ヤラレター」
バタッと倒れる浜面にピョンピョン跳ねながらフウエイが嬉しそうにニコニコしていた。
「何で俺がこんな役を.
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