最終章:夢を追い続けて
第61話「親友たち」
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無さんと本音にからかわれまくるだろう。
マドカも知ったらからかう側に回りそうだし…。
……いざとなったら助け船を出そうか。簪辺りなら手伝ってくれそうだ。
【……終わったみたいだよ。皆、秋十を大切に想っていただけあるよ】
「ん?と言う事は…」
【認められたよ。妹たちに】
見れば、弾たちはISを纏っていた。
…ん?“妹”…?白にとって他のISコアの人格は姉のはず…。
「…もしかしてだが、弾たちのISコアは…」
【うん。お母さんが新たに生み出してくれたコアだよ。だから妹なの】
…ますます他に知られる訳にはいかなくなったんだが…。
【後は秋十に任せるよ。それじゃあね】
そういって、白はどこかへ去っていった。
…迂闊な行動はしないはずだから、放っておいてもいつの間にか戻ってくるだろう。
「…どうだ。ISに乗った感じは」
「……なんていうか…まさにロボット物って感じだな。想像していた感覚に似ているぜ」
「けど、まだ違和感が…」
乗った事がないためか、二人共新鮮な感覚らしい。
それで、違和感についてだが…。
「多分、まだ最適化が済んでないからだと思う…」
「おそらくそれだな。さすがに蘭は気づくか」
蘭は気づいたようだ。訓練機にはないが、専用機にはあるからな。
「なんだその…最適化は?」
「簡単に言えば乗り手に合わせる機能だ。まぁ、無駄をなくす感じだな。他で使う最適化と同じ意味で考えて構わない」
「なるほど。それで、それが終わるのは…」
「本来なら少しかかるけど…」
…と、そこまで言った所で弾たちのISの形が少し変わる。
「…やっぱり、桜さん達が用意したのもあって、すぐに終わったか」
「……みたいだな」
元々三人に渡すISだったんだ。三人のデータを入力済みでもおかしくない。
「しかし、三人共随分あっさりと認められたな」
「……そうね。もしかしたら、ISに対しての印象が私達とは違ったからじゃないかしら?」
「印象…?」
「IS学園に通うようになった私達…と言っても秋十君とか一部の人は別だけど、生徒達は皆、誰であれスポーツなどに使う代物として見るようになっていたの。だから、宇宙開発のために生み出されたISは乗る事を認めなかった。…別の用途として使おうとしてたもの」
代表候補生や、一般生徒も、全員が宇宙開発のためのパワードスーツとしては見ていなかった。さらには、ただの道具として見ていた者もいる。
……そう言うものだと、教えられてきたからな。
「でも、弾たちは違う…」
「そう。秋十君と同じように、三人共他とは違った視点を持っていた。それが大きな理由ね。…他にも
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