最終章:夢を追い続けて
第61話「親友たち」
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を付けれたのかもな。
「…さて、謝罪もいいけど、本題に入りましょうか。」
「……そうだな…。では、しばらく退出しておこう」
楯無さんの言葉に千冬姉達は一度退出する。
謝罪は本題じゃなかったからな。本題のためにも、三人には席を外してもらう。
「さて、私は貴方達の事を知っているけど、貴方達は私の事を知らないわね。先に自己紹介をしておくわ。私は更識楯無。この更識家の現当主にして、IS学園の二年生の生徒会長だった者よ。」
「当主…」
まさかの当主だった事に驚く弾たち。
…ついでに言えばシスコンでもあるけど…それは言わなくてもいいか。
「今回、この家に来てもらったのは、詳細が不明なISを貴方達が持っている事。現在、他のIS研究所では貴方達は混乱の元となりかねないからよ。…そこの所は分かっているかしら?」
「い、一応は…。本来、専用のISなんて持つ事もない身ですし…」
「それ以外にもあるのだけど…まぁ、碌でもない連中に狙われる可能性があるから、この家に呼んだの。…そういう訳で、色々確かめさせてもらうわ」
そういって、楯無さんは弾たちに質問を始めた。
いつISを手に入れたのか、そのISをどこまで知っているのか。
手に入れる切っ掛けやそれに心当たりはないかなど、色々と聞かれた。
俺が既に伝えてあることも再度聞いたりもした。
「なるほどね……」
「お姉ちゃん」
「うん、裏付けも取れて、怪しい所もなし。大丈夫ね」
簪が何かの資料を楯無さんに渡して、楯無さんは一人納得する。
……って。
「裏付けって…?」
「状況が状況だから、何事も裏を取らないとダメなの。口頭や状況だけで判断できないからね。まぁ、今回は念を入れての事よ。あまり気にしなくていいわ」
こういう状況を悪事に利用する輩も少なくないだろう。
というか、IS学園を襲った奴らもその類だし。
だから、ちゃんと裏付けが必要と言う訳だ。情報って重要だもんな。
…まぁ、今回は差出人が桜さん達だから形式上の確認でしかなかったけど。
「さて、まずはどういったISなのか確認しに行くわ。そのための場所があるから、そこに案内するわ」
「は、はい!」
弾と数馬は知識量の問題で少し置いてかれているようだ。
代わりに蘭はISの知識はある程度持っているようで、戸惑いつつも返事を返した。
「ここよ。ここは主にISの整備を行う場所。…と言っても、研究所には劣るわ」
「ここが……」
渡り廊下を歩き、その先の部屋に着く。
そこには、虚さんがおり、既に準備をしていたようだ。
「あの人は……」
「私の従者で、本音の姉よ」
「お待ちしてまし
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