第13話:材料探しはリゾート探し!?(その3)+イベント発生!?
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怖くないのか?」
「確かに僕たちの国の方ではエルフは恐怖の対象になっています。でも話を聞いていると此方が一方的に攻めて行っているようで、エルフ側から手を出すことはなかったように覚えていますから、エルフが悪いとは思えないんですよ。それに会ったこともないエルフでも、同じ世界に住んでいるのですから話ができない訳がないと思っていました。」
「非常に、公平な見方だと思う。そう言ってくれる人間がいるのは嬉しいことだ。」
美人が微笑むとすごい威力です。思わず見とれてしまいました。
その後、僕がここまで来た理由を話しました。
………かくかくしがじか………。
「なるほど。あなたの国では、そのような改革が始まっている訳か。その改革に必要な資材を探してこんな遠方に来ていると。失礼だが、あなたはまだ子供のように見えるのだが、いくつなのかな?」
「見たとおりの子供です。今年7歳になりました。今回の改革については僕の発案ですし、僕には『ヴァルファーレ』という高速の機動力がありますから、こういった調査には率先して出ようと思っているんです。その方が効率が良いでしょう?」
「それは組織の上に立つものとしては好ましい考えだと思うが、7歳の子の親としては家で心配して待っているだろう。それとも、よほど普段から信用があると言うことかな?」
「それはどうでしょうか?それなりに自由にはさせて貰っていると思いますが。ところでアルメリアさんはどうしてこんな所まで来ていたんですか?」
「私は生態系の研究者でな。私の国はもっと東の方にあって、此方の方には殆ど人が住んでいないので調査した者がいないんだ。そこで私が調査に出てきたんだが、まさか研究対象に襲われることになるとは思わなかった。可愛い子犬かと思って近づいていったら、いつの間にか私の後ろに親が来ていて、いきなり襲ってきたからものだから不覚を取ってしまった。」
「アルメリアさんも一人で来るなんて無茶をしますね。誰か一緒に来る人は居なかったのですか?」
「なかなかこういった研究に興味を持つ仲間がいなくてな。一人でも大丈夫と出てきたのだが失敗だったな。まあ、不意を突かれなければそれなりに戦うことができたんだが、油断しすぎた。」
この夜は、結構遅くまで話をしてしまいました。いい加減眠くなったので休みましたが、日付が変わっていたでしょうね。
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