第二十九話 新米少尉のイゼルローン日記
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早く夜にならんかな。
9月2日
久しぶりに話をしたリーザは相変わらず綺麗だ、早く帰りたくし仕方ない。
研修中にやけてしまい、案内士官から怪訝な目で見られた気をつけなばならんな。
しかし今日も連絡しよう。
9月9日
ロイエンタールがバーへ行こうと誘ってきたが断った、当たり前だ俺にはリーザが居るんだ、お前じゃ有る前えし女遊びをしていられるか。
ロイエンタールはそうかと言って一人で出かけていったが、彼奴のスキップは初めて見たが見物だった。
9月18日
ビッテンフェルトが朝起きたらロイエンタールが消えていると言ってきたが、
大方お前が寝坊して先にロイエンタールが出たんだろうって言ってやったが。
食堂にもおらず、何処へ行ったと話していたら、
士官学校在学中の門限破り時のように窓から入ってきた。
はあ、お前は少尉になっても同じか。
呆れていたら敵襲の放送があり、どうするんだと皆でざわついていたが、新規士官上位20名は旗艦へ集合と来たので慌てて集合した。
実際の戦闘という物は聞くのとは全く違い緊張の連続だ。
いつもはいきがっている、貴族出身の連中はブルブル震えて居るが、ビッテンフェルトやロイエンタールは何処吹く風でスクリーンに移る戦況を確認している。
司令官は作戦が旨い。見ていても的確な戦法で猪突猛進の敵の圧力を躱していく。
少しずつ罠にはめる様は燻し銀の男らしさだ、俺もあのように的確な指示が出来る人間になりたい。
トールハンマー砲撃には肝を冷やされた。あれほどの攻撃は敵ながら気の毒に思えてしまう。
今回の研修は非常に為になったが、リーザに会えないのが辛い、
半年の予定だったが敵を撃退したのだから、もう帰れるのだろうか其れだけが心配だ。
そんな話をしていたら、ロイエンタールが俺は帰らんって力説していたが、
そんなにいい女でも居たのか?俺には判らん事だ。
帝国暦478年9月
■イゼルローン要塞 オスカー・フォン・ロイエンタール
9月1日
よしイゼルローンだ!もう俺は自由だ魔王は居ない、イゼルローンの恋人達よ俺は来た!
しかし外出許可が1週間ごとは残念無念だ。
研修よ早く終わってくれ、鶏冠頭《ビッテンフェルト》は喜んでいるが俺は早く自由になりたいんだ。
9月7日8日
レテーナよお前を落としてみせる。
9月18日
遂にレテーナの家に招待された、店から帰りに小洒落たレストランで食事し家へエスコートされた。
家は洒落たマンションでイゼルローンにあるとは驚きだ、
軽く酒を飲みながらレテーナの身の上話、不思議とレテーナとは話をしたくなる。
そのまま夜は更けていく。
翌朝起きたら午前8時半過ぎだった、
官舎へ行くが門番が居る為に昔のように窓
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