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艦隊これくしょん〜侵食された者の決意〜
プロローグ
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が…馬鹿かテメェ」
俺は立ち上がり、軍服のポケットからもう一つのガシャットを取り出す。
それは金色で龍が刻まれている現状最強のガシャット。
「人を、人類を、海の守るのが艦娘だろうが。だったら、そんなお前らを守るのが提督の仕事のうちだっつうの。分かりやがれ」
そして、そのガシャットを起動させる。
〈DRAGO KNIGHT HUNTER Z!〉
『!?提督、それは_!』
大淀の静止より早く、それを差し込み、レバーを開いた。
〈ガッチャーン!レベルアップ!〉
「龍、轟雷!」
〈ドラゴーナイトー!ドラゴナイトー!ハンター!〉
ハンターゲーマが現れ、両手両足に装備後、フェイス部分のファングはマスクと一体化し、龍のエンブレムが刻まれる。
本来想定しない変身。初期レベル2を超えた最も危険な変身。
仮面ライダードラゴ?ハンターゲーマレベル5。
製作者からも止められていた、今俺が変身できる最後の力。
「纏めて焼き払ってやるよ、掛かって来やがれ!」
〈ガシャコンツインブレード!〉
虚空から現れたガシャコンウェポン、ツインブレードを持ち、近くにいた深海棲艦を一瞬で薙ぎ払う。
『提督!直ぐにそれの使用を止めてください!死んでしまいます!』
「元より死に体に近い状態だ、お前らを守って終れるなら本望だ!」
ツインブレードを振るい、次々と深海棲艦を吹き飛ばす。
オチロ…!
またも声が聞こえる。そして…
「しゃおらぁっ!」
俺はそれをぶった斬った。
「長距離砲撃たぁやるな!流石はってとこか。だがな」
ドラゴナイトハンターZをツインブレードのスロットに差し込むと、それを構える。
「長距離攻撃はこっちの特権だオラァ!」
〈ドラゴナイト!クリティカルフィニッシュ!〉
ツインブレードをぶん回すと、紅い龍が現れ目の前の深海棲艦をごと如く吹き飛ばしていく。
「ぐっ…!」
体制を崩すも、直ぐに踏み止まり近付いてきた深海棲艦を蹴り飛ばす。
やはり、もう身体は持たないと思った方が良いらしい。
「まぁいいか…。提督の仕事も案外悪くなかった。最後にいい仕事させてもらったぜ、大淀」
『提督?何を言って…!』
「先行ってるぜ。ああ、あと伝言頼む」
俺は腰のスロットホルダーにドラゴナイトハンターをセットして、大淀に伝言を頼む。
「慌てて追い掛けてくんな。追いかけて来たら追い返してやるってな」
〈ドラゴナイト!クリティカルストライク!〉
紅い龍が俺の足に纏わり付き、空に飛ぶと、まるで地を這う様に低空で深海棲艦を吹き飛ばす。
断末魔が響き、それでも龍は飛び、海上に飛び出す。
『提督_!』
ヘッドセットの電源をそこで落とし、大淀の通信を切る。あいつなら上手くやってくれると願いつつ、来る衝撃に備える。
「テメェ等、纏めて此処で沈んで行きや
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