~prelude~
~Secret−Hysteria savant Sindroam of the certain friend~
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いっ。
「キンジ、それさっきのベルト」
「呼び捨てかよ……」
「分かった!理子分かっちゃった!!これ、フラグばっきばきに立ってるよ!」
今度はお前か。
峰理子。探偵科No1のバカキャラだ。
「キーくんベルトしてない!そしてそのベルトをツインテールさんが持ってた!これ、謎でしょ謎でしょ!?でも、理子には推理できた!出来ちゃった!」
コイツのことだ。ロクな推理の予感がしない。
「キーくんは彼女の前で、ベルトを取るような何らかの行為をした!そして彼女の部屋にベルトを忘れていった!つまり―2人は、あつーいあつーい恋愛の真っ最中なんだよ!キャーッ!」
……バカだ。まごうことなきバカだ。
どうしてそっち方向に話を飛躍させる?
「キンジがこんなカワイイ子といつの間に!?」
「影の薄いヤツだと思ってたのに……」
「女子どころか他人に興味が無さそうなのに!」
「フケツ!」
…武偵高の生徒は、一般科目の他に専門科目を履修する。クラス、学年を越えて学ぶので顔見知り率は結構高い。のだが、息が合いすぎだろ。お前ら。
隣でキンジが頭を抱えた時、
―バギュギュン!!
音のした方向には顔を俯かせているアリア。その手には2丁拳銃のコルト・ガバメント。
そう、抜き様に撃ったのである。
「れ、恋愛なんて……くっだらない!」
―チン、チンッ……
空薬莢が落ちる音が、余計に静けさを際だたせる。
だが……まさか自己紹介で発砲とはな。
武偵高では、必要以上の発砲は控えられている。
つまり、してもいい。
「全員覚えておきなさい!今度からそういうこと言うヤツには―」
これが、神崎・H・アリアがクラスに発した最初の言葉である。
「―風穴開けるわよ!」
~Please to the next time!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ