暁 〜小説投稿サイト〜
翠碧色の虹
第十九幕:夏の海に弾む虹
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たが、高月さんは、七夏ちゃんが不安がっているかも知れないと話す。

時崎「・・・・・」
笹夜「時崎さん!」
時崎「え!?」
笹夜「私の思い込みかも知れませんので・・・その・・・すみません」
時崎「ありがとう。高月さん」

高月さんは俺なんかよりもずっと七夏ちゃんの事を知っているはずなので、この事は間違いではないだろう。

心桜「ん? お兄さん・・・どしたの?」
時崎「あ、いや・・・なんでも・・・。天美さん、帰ったら花火があるよね?」
心桜「あー! ほんとだ。結局、昨日は花火できなかったから、今日しとかないとね」
七夏「まだ、少し明るいですから、花火は夕食後にしますか?」
心桜「そだね〜」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

笹夜「七夏ちゃんのお家に到着・・・かしら?」
心桜「笹夜先輩、お疲れさま!」
七夏「お疲れ様です! ただいまぁ☆」
凪咲「お帰りなさいませ。お夕食はもうすぐできますので・・・七夏、みんなと流してらっしゃい」
七夏「はーい☆」
心桜「では、ひとっ風呂とまいりますかっ!」
笹夜「はい♪」
時崎「凪咲さん、荷物、ここに置いておきますね。後で片付けますから」
凪咲「柚樹君。今日はありがとうございます。七夏たち、とっても楽しそうで柚樹君にお願いして良かったわ♪」
時崎「いえ、こちらこそ。とても楽しかったです!」
凪咲「お疲れ様でした」

凪咲さんは、そう話すと、冷たいお茶を用意してくれた。

時崎「ありがとうございます」
凪咲「柚樹君も潮風に長くあたっていたのでしたら、早めに流してきてくださいね」
時崎「はい」
凪咲「あ、露天の方なら、今すぐでも大丈夫かしら?」
時崎「では、そうさせてもらいます」

早速、俺は露天で軽く流す・・・今日一日の疲れが軽くなってくるのを実感する。天美さんたちの声が聞こえてくる・・・

天美「イヤー! ・・・肩がヒリヒリする〜」
笹夜「確かに、お肌が少し痛むかしら?」
七夏「少し、お水を足しますか? えっと、冷たいタオルで冷やした方がいいのかな?」

・・・が、会話の内容までは分からない・・・。この露天風呂は混浴の為、七夏ちゃんたちが入って来る可能性もあるけど、既に屋内のお風呂を利用しているから、それは無いだろう。俺はささっと流して、露天風呂を後にした。

凪咲「あら、柚樹君。少し待っててくださいね」

凪咲さんは、そう話すと、冷たいお茶を用意してくれた。

時崎「ありがとうございます」

俺は、今日使った荷物を元の場所に戻す事にした。

心桜「ふーさっぱりー! すっきりー! でも、ちょっと肩がヒリヒリ〜」
時崎「天美さん、お疲れ!」
七夏「柚樹さんも、流してきてくださ・・・って、浴衣?」
時崎「ああ、もう流して
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ