第十九幕:夏の海に弾む虹
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を訊かれ「瞳が印象的だから」と正直に答えたら、写真撮影自体を断られたかも知れない。正直に答える事で相手を傷つけてしまうのなら、正直でない事の方が正解というケースも、あるかも知れない。俺は今後、七夏ちゃんに対してどう接してゆくべきなのか・・・考えが上手く纏まらない・・・。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心桜「おっ! つっちゃー それ! 新しいの!?」
七夏「はい☆ どう・・・かな?」
笹夜「七夏ちゃん。とっても可愛いわ♪」
心桜「うんうん! つっちゃーその色、セブンリーフみたいだね!」
七夏「はい♪」
心桜「んで、笹夜先輩は・・・ストラッピーにパレオと着ましたか!」
七夏「笹夜先輩! とっても素敵です☆」
心桜「ホント、笹夜先輩! 眩しすぎ!」
笹夜「ありがとう。七夏ちゃん♪ 心桜さん♪」
心桜「うんうん。でも、笹夜先輩。パレオは取った方が、もっと受けるかも〜なんてね〜」
笹夜「そうなのかしら?」
七夏「ここちゃーも、スッキリしていて素敵です!」
心桜「あははー。ありがと。あたしはどっちかって言うと、動きやすさ、泳ぎやすさ重視だからねっ! つっちゃーや笹夜先輩の水着みたいな『ひらひら〜』なんか付いてると似合わなそうだし」
七夏「そんな事ないと思います☆」
笹夜「心桜さんもフリル、似合うと思います♪」
心桜「だといいけどねー・・・お兄さん! お待たせー」
七夏「えっと・・・・・」
笹夜「お待たせいたしました♪」
時崎「あっ! ああ・・・」
俺は三人の水着姿にかなり動揺する。七夏ちゃんのセブンリーフのようなデザインの水着姿は、以前にも見た事があるけど、夏の強い日差しと海の効果なのか、若葉色がより色鮮やかで可愛らしく見えた。さっき、荷物を持っていた時は、ちょっと憎く思えた夏の強い日差しだったが、今は感謝の気持ちが押し寄せてくる。
天美さんは泳ぎやすそうな赤色とオレンジ色のスポーツタイプ・・・というのだろうか・・・可愛いというよりも格好良く決まっている。高月さんは、藤色と白色のとても優美な水着姿だ・・・なんて言うタイプの水着なのだろうか・・・風に揺れるパレオが可憐だ。
心桜「つっちゃー! お兄さん見とれてるよ〜」
時崎「なっ!」
七夏「え!?」
笹夜「心桜さんっ! すみません! 時崎さん」
心桜「あははー! んじゃ、ここで記念撮影〜♪ お兄さんっ!」
天美さんは、俺の方を見て決めポーズ(?)を作ってきた。
時崎「それじゃ!」
俺は、三人の眩しさに負けないよう、しっかりと焦点を合わせる。
心桜「んじゃ! いっただっき・・・まーす!」
変わった掛け声だなと思ったが、三人をしっかりと記録した。
七夏「ここちゃー?」
心桜「ん?」
笹夜「今の掛け声は・・・」
心
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ