ペルソナ3
1884話
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美味いお好み焼きを食いたいのなら」
ホワイトスターにいる時にお好み焼きを作った事があったが、お好み焼きはひっくり返すのが何気に難しい
下手をすると、ひっくり返した時に失敗し、お好み焼きがバラバラになってしまう危険もある。
……まぁ、フライパンでひっくり返すのと鉄板でひっくり返すのは違うと思うが。
何気にフライパンの方が難易度は高いんだよな。
「なるほど。では、折角のアルマーの忠告なのだし、そうさせて貰おうか」
「かしこまりました、ではこちらにどうぞ」
店員に案内され、俺と桐条はカウンター席に座る。
その瞬間、目の前にある鉄板からの熱気が漂ってきて、お好み焼きに対する期待が高められた。
「ほう、これは……」
それは桐条も同様なのだろう。
ただ鉄板の前に座っただけだけというのに、それだけで期待が高められていた。
「メニューをどうぞ」
そう言い、先程の店員がメニューをこちらに渡してくる。
「ふむ……そうだな。アルマーはどうする?」
「俺は、このよくばりセット、特大だな」
「な!?」
メニューを見ながら俺の口から出た言葉に、店員が驚愕の声を上げる。
当然だろう。欲張りセットというのは、豚玉、イカ玉、ミックス、モダン焼き、焼きそばの5つがセットになっているものだからだ。
いや、それだけであれば、それぞれが0.5人前ずつで、多少多いが、食べ盛りの男なら何とか食べられる程度の量でしかない。
だが、特大というのは、それぞれが2人前の代物だ。
つまり、5品それぞれが2人前で、合計10人前となる。
2.5人前の通常サイズならともかく、10人前の特大サイズは……普通ならちょっと食べきれない代物だろう。
勿論それはあくまでも1人だけで食べるのであればというのであり、5人くらいで注文すれば丁度いいのかもしれないが。
「その、大丈夫ですか? 特大サイズとなりますと、量が……」
「ああ、大丈夫だよ。こう見えて俺は大食いだから、心配しなくてもいい」
「……分かりました。尚、食べきれなかった分はテイクアウトも出来ますので、安心して下さい」
店員はそれ以上言っても意味はないと判断したのか、そう告げてくる。
これは、完全に俺が残すと考えてるな。
……まぁ、現在の俺の体型を見れば、その辺りの心配はしょうがないだろうが。
「相変わらずよく食べるな」
「このくらいならな。それで、桐条は何を食べる?」
「ふむ……折角だ、お勧めを食べたいのだが、何かないか?」
桐条の言葉に、店員はメニューの1つ……店のイチオシメニューと書かれているメニューを示す。
「スペシャルお好み焼きはどうでしょう? 他のお好み焼きより若干高いですが、当店自慢のメニューです
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