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ヘタリア大帝国
177部分:TURN17 南京戦の後でその八
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違うのか」
「いや、そう言われるとな」
 レーティアに問い返されてだ。ドイツは困惑した顔になった。尚レーティアはドイツや国家を君付けで呼ぶ。彼等をそう言えるのはレーティアだけだ。
「実は嫌いではない」
「ならいいがしかしだ」
「あまりそうは見えないか」
「いつも困った奴だと言っているが」
「あのいい加減さと弱さには悩まさせられる」
 実際にそうだと答えるドイツだった。
「あいつは弱過ぎる」
「それはそうだが」
「しかし総統閣下はそれでもか」
「嫌いにはなれない」
 きっぱりと言い切る。
「不思議とな」
「そうそう。イタちゃん達って可愛いのよ」
 グレシアも何処か嬉しそうにイタリア達について話す。

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