171部分:TURN17 南京戦の後でその二
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なっているというのだ。
「ただ。他の中帝国の捕虜達は既に殆どが日本帝国軍に加わったわん」
「そうか。では後はだな」
「ランファ提督のところに行くわん?」
「ああ、そうする」
微笑みだ。東郷はコーギーに答えた。
「少し話がしたい」
「話だけわん?」
「ははは、そうだが?」
「東郷さんの場合は信じられないわん」
コーギーはかなり疑っている目で東郷を見て言う。
「何しろ稀代の女好きわん」
「それはその通りだがな」
「それで何もしないとはとても思われないわん」
「それは展開次第だがとりあえずはな」
「話をするだけわん?」
「ああ、提督に誘いたい」
日本帝国軍の提督、それにだというのだ。
「それじゃあ行って来るな」
「じゃあ。提督を増やしてくれるのなら」
コーギーもだ。それならというのだった。
「お願いするわん」
「任せてくれ。そのことはな」
東郷は余裕の笑顔でコーギーに応えた。そうしてだった。
彼は貴賓室、ランファのいるその部屋に入った。中華風のその見事な部屋の中でだ。ランファは不機嫌な顔をしてそのうえで席に座っていた。東郷はその彼女に声をかけた。
「気分はどうかな」
「待遇は悪くないけれど」
だがそれでもだと返すランファだった。
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