暁 〜小説投稿サイト〜
東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
万聖節前夜祭 2
[3/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
子のプレゼントをおこなっている。
そんな表参道に近いホテルのパーティー会場でも贅沢なハロウィンイベントが催されていた。
なにせ一人の男性に対して数十人の女性コンパニオンがはべっているのだ。これが贅沢でなくてなんであろう。
「ユミちゃんのお菓子はどこかな? ここかな?」
裏地が赤い黒マントに夜会服というドラキュラの姿に仮装した龍鳳院宮寺光輝がコンパニオンたちを目隠しをして追いかけまわしている。
特筆すべきは女性たちの装いだ。ビキニタイプの水着や下着姿のような露出の高い衣装なのだが、それらにキャンディーやチョコレート、スポンジやグミといった菓子類が飾られているのだ。
声優オタク諸氏はたかはし智秋が写真集やDVDで披露したキャンディー水着を思い出して欲しい。あれをさらにエロく、どぎつくした感じだ。
「お菓子をおくれ。でないといたずらしちゃうぞ〜」
「いや〜ん、光輝さんのエッチ〜」
「ハッハッハ、おとなしくぼくに捕まりたまえ。今夜はチュパリコさ!」
エターナルランドの事件で意気消沈した彼は当初おとなしく帰宅しようとしたのだが、どうにも気分がくさくさしてしょうがない。
自 宅に帰るのをやめて憂さ晴らしに、このような遊びを思いついたのだ。
「や〜ん、そんなに舐めたらエミコのキャンディが全部溶けて見えちゃう!」
「ハッハッハ、よいではないか、よいではないか!」
「あ〜れ〜」
「ハッハッハ、よいではないか、よいではないか!」
その時、会場の壁に黒い点が浮かんだ。
点はまたたく間に広がり、壁をおおうと、そこから異形の群れがあふれ出した。
『Trick or Treat!』
「ヒ、キャアアアァァァァァァ――ッッッ!!!!」
甲高い悲鳴が会場内に響きわたった。
「ハッハッハ、みんなも興がのってきたみたいだね。遠慮なく楽しみたまえ」
どこかのパーティー会場だろうか。かなり広い部屋で、いくつかのテーブルの上にクッキーやチョコレート、キャンディーやマシュマロといったお菓子や。モンブランやショートケーキやガトーショコラ、シュークリームやエクレアなどのケーキ。プティングやサンデー、パフェなどの甘味類。さらに瑞々しいフルーツが盛りだくさんに置かれ、アルコールの瓶もたくさん置いてある。
『Trick or Treat!』
そこへ魔物たちが乱入し、彼らの巻き起こす乱痴気騒ぎで広間はたちまち騒乱の巷と化した。
フルーツポンチに顔ごとつっこみ中身を吸い上げるもの。
マチャアキよろしくテーブルクロス引きに挑戦し、見事に失敗して卓上物をすべて床にぶちまけるもの。
チョコレートファウンテンの頂上に立ち、ふらちにも小便をするもの。その小便をチョコと思い飲んでいるうっかりもの。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ