第65話『青年と老人』
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育ててくれた人、呼び名は"婆や"だ」
「いや、若くないですか…?」
「はっはっは、よく言われるよ。一応歳は三桁いってるけどね」
「っ!?」
予想外の返答に驚きを隠せない。今の言葉は信じても良いのだろうか。とりあえず保留にしておくことにする。
さて、"婆や"の見た目は実に若々しい。肌も白く瑞々しいし、髪も綺麗な金髪ロングだ。妖艶で豊満な体つきであり、つい恥ずかしくて目を背けてしまう。
「…さて、もう少し談話を楽しみたいところだけど、早速本題に入らせて貰うよ。まずアンタらがここに、"この世界"に居る理由だ」
「「!!」」
いきなりの核心をついた本題に動揺する。彼女の微笑みが恐ろしく感じた。
「単純な話さ。儂らを──助けておくれ」
婆やは真っ直ぐで鋭い視線をこちらに向け、強い口調で言った。
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