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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第二十七話 第四次イゼルローン攻略戦
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左舷分艦隊は流石ケルトリングだまとまりが良い。
右舷分艦隊が押され気味だな、バレンホイムは何をしてる!
本隊予備シュタイエルマルクでテコ入れだな。

「シュタイエルマルク准将に命令、本隊予備から2000隻を持って戦線後方から回頭し右翼の傷口をふさげ」
「シュタイエルマルク、トールハンマー射程までの時間稼ぎだ引き際間違えるなよ」
「諒解しました」
これで右翼は対処できた。シュタイエルマルクなら安心だ。
更に圧力を加えてくる同盟艦隊。

「敵艦隊トールハンマー射程まであと0.5光秒」 
「シュタイエルマルク分艦隊敵左翼先端に攻撃を開始しました、敵先端が崩れていきます」
よし、流石だシュタイエルマルク、だが深追いはするなよ。

「敵艦隊損害を物ともせず突入してきます」
「奴らは自殺志願者か?」
グライフスが驚いている。

「敵艦隊トールハンマー射程内に入りました」
「よし、あと2光秒引きつけるぞ」
「シュタイエルマルク分艦隊がバレンホイム分艦隊の援護に成功しました」
「バレンホイムに後退を指示、艦列を立て直しつつシュタイエルマルク分艦隊の後方へ廻れ」

「敵艦隊更に突進」
よし、そろそろだな艦隊を後退させ敵を引きずり込むぞ。
「イゼルローンから準備宜しの通信入りました」
よし来たか。
「全艦に命令全速で後退せよ。0.5光秒後退後天頂方向へ高速移動、トールハンマーが来るぞ」

敵艦隊は何も考えていないのか?壊走と勘違いしたのか?射程内に次々と敵艦が集まってくる。
そして遂に、イゼルローンの流体金属がパラボラ型に凹み其処から出力9億2400万メガワットのビームが放たれた。

次の瞬間叛徒の艦隊は一瞬にして大損害を浴びた、混乱しつつある敵艦隊に第2波が発射され更に敵が消滅する。
その直後イゼルローンから駐留艦隊が出撃してきた。

「ふ、プラテンシュレーガーやっと出てきたか」
「敵艦隊壊走しています」
「よし我が艦隊は天頂方向より敵第二陣に攻撃をかける」

「素点固定」
「ファイエル」
敵第二陣に弾着し其れなりの戦果を挙げる。

「駐留艦隊突出してきます」
味方撃ちしそうになる為攻撃が出来なくなる。
「プラテンシュレーガーは何をしてるんだ!」
「戦果が欲しいのでしょうな」
「バラバラではないか、あれでは逆檄を食らうぞ」

案の定駐留艦隊は敵艦隊の逆檄で損害を出す。
そうこうしているうちに、敵艦隊は回廊から脱出していき、これ以上の追撃は不能だと言うことで艦隊はイゼルローンヘ帰還した。


帝国軍の損害
ミュッケンベルガー艦隊 1387隻、9万3815名
プラテンシュレーガー駐留艦隊 2776隻 23万8518名

最初から力戦したミュッケンベルガー艦隊より
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