ep4 軍人として……
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
自身の中で固まった指示を副官に発した。
「承知している。だがアンフ4機で対応するのもまた兵を悪戯に死なせるだけだ。ここは我々も市街地防衛のためにMSを発進させる」
『了解しました。……たった今、基地管制室より通達あり。出撃要請です』
「要請受領確認。出撃の旨を伝えた後、MSを発進させる」
『了解いたしました』
やがて、輸送機側からMS5機が出現する。また、基地管内に設置されたミサイル発射台が口を開け、迎撃態勢に入った。
そこで、ハーキュリーに1本の連絡がきた。それは兵站基地管制室の指揮官からだった。
『ハーキュリー中佐。部隊の出撃要請受領を感謝する』
「当然のことです。我々には、そうする義務があります。良識ある市民を守り、紛争の抑止力となる我々軍隊の……』
ハーキュリーは通信を切り、ブリッジへ走った。友軍の部隊がもう少しで敵に接触する頃合いだ。
守るための戦いはもう少しで始まろうとしている。
終
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ