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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
巫之御子 3
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早いか競走…、じゃなくて競泳しましょう」
「いいぞ。だがその胸で速く泳げるかな?」
「胸は関係ないでしょ、胸は!」
京子は一つにまとめたポニーテールを前のほうにもっていき、後ろからおおうようにキャップをかぶった。準備完了。
「なぁ、俺が勝ったらおっぱい揉ませてくれ」
「……いいわよ。じゃあ、あたしが勝ったらあなたはなにをしてくれるの?」
「その時は敗者として、恥を忍んで君のお尻にキスをしよう」
「……お尻にキスするんじゃなくて、足の裏を舐めなさい!」
「いいよ」
「え?」
「俺が負けたら京子の足の裏を舐める。わかった、その条件飲んだ」
「ちょ、ちょっと待って! やっぱ今のはなし。なしよなし! こら、待ちなさいってばっ」
足の裏をくすぐるように舌で舐めたら、京子はどんな反応をするのだろうか?
これは実に試しがいがある。
秋芳は相好をくずしながら水面にむかって駆け出した。
薄暗い屋内。
鉄骨の突き出た、剥き出しのコンクリートの床と壁。だが天井からは紫水晶の豪奢なシャンデリアがぶら下がり、
天鵞絨
(
ビロード
)
の壁掛けや絨毯。スウェーデン製の高名な家具工芸家の紋章が入ったテーブルにはコニャックやジョニー・ウォーカーといった洋酒の瓶がならべられ、淡い照明に銀色の反射を見せている。
豪勢なのかそうでないのか、ちぐはぐな。あまりにもちぐはぐな装いをした部屋だった。
女の体臭と香水の匂いが入り交じった、頽廃的な香気がただよっている。妙にけだるく、それでいて興奮を誘う妖しい香り……。
部屋の奥にある天蓋つきの寝台の上。上等な絹の褥にくるまれて、四人の女性が絡まりあっていた。
おたがいの肌を、唇を、髪を、全身を舐めるように愛撫し合っている。
喘ぎ声とも嬌声ともつかない、淫糜な声が吐息とともに漏れる。
「なぁ、美卯」
赤銅色の髪に褐色の肌。左目に革製の眼帯をした女が組み伏せた少女に問いかける。
「なんですの?」
「このサクランボはだれのものだい? 美卯のものかい? 彼氏のものかい? それともあたいのものかい?」
女はそう言うと、髪をツインテールにした少女、美卯の乳首を舌先で激しく舐め回した。
「こ、この乳首は温羅様のものですわっ! あ、ああっ!? アーッ!」
その様子を見た別の少女が
温羅
(
うら
)
と呼ばれた女の背中に猫のように頬ずりし、懇願する。
「やだぁ、美卯ばっかりずる〜い。ねぇ温羅さまぁ、ここにも温羅さまのサクランボがありますよぉ。舐めて舐めて〜」
ショートヘアにしたくせっ毛が温羅の背中をくすぐる。
「かっかっか、いいぞ寅子。じゃあこっちのサクランボには、お辰のミルクをかけてから、いただこうかね……」
「あっは〜ん、温羅様のお
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