暁 〜小説投稿サイト〜
詩織の「もう裸にして」
全裸にされないのも、感じちゃう。
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[1] 最後

週末の夜、彼がまさかの18禁アニメを持って私の部屋に来た。

高校生のセックス。アニメはどこまで見せるのか?

その疑問に答えるように、
高校生カップルはラブホテルに入った。

すぐにヒロインはワンピースのファスナーを下ろされ、純白の下着姿に剥かれた。
そう、果実のように、剥かれたのだ。

――彼女は「寒い」と言った。

体の大部分が空気に触れているから当然かもしれないが、
本当は「恥ずかしい」と言いたかったのだろう。

しかし、ヒロインはもっと寒い格好にされてしまう。

ベッドに横抱きで運ばれてきた彼女は、一糸もまとっていない。(主人公は完全着衣)

脱がされたのか、脱いだのかは知らないが、下着を別室に置いてきた以上、ヒロインも覚悟するしかない。

主人公はなかなか裸にならず、ヒロインの乳房を触り、足を開き、羞恥ムードを盛り上げる。
処女なのに、あえぎ始めた彼女。
不意に、声優さんのことを思った。
スタジオで着衣のまま立って、プロとして腹筋を使って、この悩ましい声を出しているのか。

演技として割り切っているのか、少しはプライベートの経験を役立てているのか。

ともかく、いつの間にか全裸になっていた彼が、一気に処女を貫いた。

その瞬間の声は――演技だな。本当は、ウッという気合いで受け止めるものだから。

征服されたあと、どう感じるかは人それぞれだ。
痛みを伴う蹂躙を、苦痛ととるか、喜びととるか。

――奇妙な達成感にホッとしたというのが、私の初体験の感想。

ただ、裸の私を5分ほど休ませたあと、
二回目、彼は、信じられないぐらい激しく攻めてきた。
性交が痛いのは、最初の一回だけという誤った知識のせいだったと、あとで知った。

画面のなかの主人公はどうだろう。
往復運動で、あえぎまくるヒロインをゆすっている。

正常位だが、ヒロインはお尻をあげ、空中に裸体を浮かべるようにして、動かされている。乳房が大袈裟なほど上下する。

リズミカルなあえぎ――この初体験は幸運にも痛くなかったのかもしれない。無我夢中でイカされているヒロインに嫉妬してしまった。


さすがに射精は描写されず、幸せそうに二人が眠りについたところで、ハッピーエンド。

ロストバージンに限っては、色々な後始末を少女はするものだが、
そこはアニメ的な理想だろう。

テレビを消してから、彼が語るともなく解説をしてくれた。

・清純な少女の“覚悟”のいじらしさ。
・しかし、いざとなれば震えるほど恥ずかしがり、
・全裸にされて、再び“覚悟”し、
・受け入れてしまってからは、羞恥心を完全に忘れて、悶えてほしい。
・・おまけ、裸のままで抱きあって眠りたい。

――まあ、
[1] 最後


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