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ヘタリア大帝国
165部分:TURN16 南京沖会戦その七
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 日本軍は機雷原にビームの一斉射撃を浴びせた。それでだった。
 機雷原を薙ぎ払う。それを見てだった。
 ランファ、機雷原を置いた彼女はだ。旗艦の艦橋の己の席から立ち上がり思わず叫んだ。
「何っ、これ!?」
「機雷原に攻撃を仕掛けています!」
「それにより機雷を次々に破壊しています!」
「それはわかってるわよ」
 驚愕の顔でだ。部下達にも言う。
「けれど。機雷を避けるんじゃなくて」
「はい、まさか攻撃するとは」
「そうしてくるとは」
「確かに機雷は吹き飛ばせるわ」
 攻撃でもだ。そうできるのは事実だった。
「けれど。それでも」
「はい、まさかこうしてくるとは」
「ビームの一斉射撃で薙ぎ払うとは」
「これは想像外でした」
「こうしたやり方で来るとは」
「有り得ないわよ」
 まだ呆然としているランファだった。その次々と誘爆して消えていく機雷達を見ながら。


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