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ヘタリア大帝国
南京沖会戦その五
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イリスではもう空母を配備しておるがな」
 新たな艦種だ。兵器は日進月歩なのだ。
「それへの参考にもなるかのう」
「そうだ」
 何とだ。モニターに今度は平賀が出て来た。ただし喋るのは久重である。
 その久重がだ。平賀の言葉を一同に伝えてきた。
「今試作型空母を開発しているがだ」
「ああ、それだね」
「そうだ。それが間も無く完成する」
 そうなってきているとだ。南雲に答える。
「思ったよりも早く進んだ。全ては魚のお陰だ」
「へえ、魚って開発にも役に立ってるんだね」
「他の艦の開発の参考にもしている」
 それは空母だけではないというのだ。
「戦艦や巡洋艦、駆逐艦にもだ」
「ではこれからの我が軍は」
「飛躍的によくなる」
 平賀は小澤にも答えた。

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