第八部[魔法先生ネギま!物語]
外伝じゅういち[侍マスターから見た彼]
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初めて彼を見たのは、
両面宿儺討伐を行っている時だった。
陰陽連合と神鳴流の剣士たちの連合軍で挑んでも、
倒す事が出来ず、
当時最強だった近衛家の巫女姫(今の私の嫁である)の命を生贄に捧げ封印するしかないと言う話までなっていた。
陰陽連合が傭兵として彼を招集し、
彼が前線に投入された。
私も当時は雑魚の鬼を倒し、
宿儺までの道を作る剣士の一人として参戦していたが、
彼は敵の中をまるで散歩するような気軽さで通り抜け、
彼に近づいた妖怪たちを雑草でも払う様に消して進んでいった。
私達が近づくことすらできなかった宿儺までの道を単独で作り、
一言二言宿儺と会話をした後に、
彼が術を発動した瞬間に勝負がついていた。
彼が戦場に出て宿儺を倒すまでにかかった時間は5分ほど。
それで彼が望んだ報酬は知識や技術の写しでいいと、
奥義書の写しと倒した宿儺の肉体をもって帰って行った。
私達は戦ってはいけない存在として彼を扱う事にその時決定した。
二度目にあった時は私の嫁が子供を産んでから衰弱が酷かったため治療をお願いした時。
近衛の術者たちが手の施しようがないと言って匙を投げた嫁を彼は薬を一本で解決した。
報酬に要求されたのは私が使用している刀の予備を要求された。
名刀とかでも準備するつもりだったから彼に聞くと、
「使用に耐えるなら何でもいい。刀は技で切るものだよ」と笑っていた。
神鳴流の修行で使用する刀が欲しかったからちょうどいいと言っていた。
その話を聞いた時、
私は彼が神か何かだと思ったほど報酬に興味が無かった。
彼に一番欲しいものは何か聞いたら未知の技術や知識と笑いながら答えてくれた。
三度目に彼と会ったときは魔法世界の戦争末期に少数精鋭で敵の首脳陣を捕縛する任務を受けた時だった。
参加者は彼と私と私の妻と傭兵の少女、現地協力者の少年の5名で、
作戦を遂行したが、
彼の気殺は神掛かっていた。
目の前に居るのに居る事が分からなくなるレベルとか初めて見た。
彼は戦いの際、
私達の援護に回り基本的に戦いには参加しなかったが、
私達がピンチになった時はそれとなく庇い、
怪我を負ったときは怪我する前より元気な状態に直していた。
紅き翼のメンバーの眼鏡掛けとの戦いは私が手出し無用だというと頷き周りの敵を制圧に動いていた。
眼鏡の彼はタカミチと言い、
この世界に来てから一番の敵だったが、
私との戦い中によそ見をして、首を飛ばされてしまった。
タカミチが見た方を確認すると10歳ぐらいの子供が地面から生えた杭によって死亡していた。
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