旅館の時間
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郎の目は先程と同様に残酷な目をして前原を見下していた。それは丈一郎の言っている事が決して冗談では無く、本気でやるという事を物語っていた。いや、もし仮にやらないとしてもそれに匹敵する処罰を下すという事を確定させたという事である。
「はい……肝に命じます。んで、カルマは誰かいねーのかよ」
「ん?さっきの話?」
「皆言っているんだ、逃げられねーぞ」
「ん〜…奥田さんかなー」
「お、意外。なんで?」
「だって彼女怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそうじゃん。俺の悪戯の幅が広がりそう」
……絶対にくっつかせてはいけない二人組だ。さっきの岡島達とはまた違った危険なコンビだ。しかも要領が良いからばれないように上手くやりそうなのがなお怖い。奥田も奥田で、作れれば後のことは普通にカルマに投げだしそうだ…あぁ彼女の将来が心配になってきた。
「で、ジョジョはどうなんだ?本校舎にいた時からあんなにモテたんだ好きな人の1人や2人ぐらいいるだろ」
そう言う前原にクラスメイト達は全員ウンウンと相槌を打ち、視線が俺に集中する。
「俺ね………」
やれやれ…どうしたものかね
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