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ヘタリア大帝国
162部分:TURN16 南京沖会戦その四
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た韓国はそんな感じだった。
「ちょっと周りも見なよ」
「さもないと田中さんみたいに大怪我しますよ」
「おい、そこで俺かよ」
 田中は小澤の今のぽつりとした言葉にすぐに言い返した。
「何でなんだよ」
「前のマカオ戦のことがありますから」
 彼が大損害を出しただ。その会戦のことだった。
「山本さんが命令を出されるより前に突出されましたね」
「あの時かよ」
「全滅は免れましたが大損害でしたね」
「ちっ、そうだよ」
 舌打ちをして苦々しい顔になるがそれでもだった。田中はそのことを認めるしかなかった。
「やっちまったよ、本当にな」
「もう少し周りを見られることです」
 また言う小澤だった。
「さもないと今度は大怪我じゃ済みませんよ」
「そうです。くれぐれもお願いしますよ」
 日本妹もモニターに出て来た。そうしてだ。

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