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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
巫女学科
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っても警察のほうで回線をつかんでいて回線は切れてない。技術的にそのようになっていて通報側には拒否権なし。第一通報者があやしいと後から家に来る場合もあり、任意ではあるが指紋まで採取されたりもする。痛くもない腹を探られるのは不愉快だ。あちらもあやしむのが仕事だろうが、警察や公安。呪捜部の連中とはお近づきにはなりたくない。
秋芳はつねづねそう思っている。
「っけんなコラ!」
金髪がいきりたって攻撃してきた。茶髪のものよりも鋭く速いパンチ。右ストレートが顔面を狙ってくり出される。
身体を横へ流しつつ右の掌でそれを受け、つかむ。と同時に左手がその肘を捕らえ、右掌に力を入れる。
パキン。
枯れ枝を折るような乾いた音が響いた。金髪の右手の手首が外側に折れ曲がっている。
手の甲が腕にぴったりと平行に重なっていた。人の手首はここまで曲がらない。腕と手のつなぎ目、手首の骨を折ったのだ。
金髪が目を丸くしてそれを見る。グロテスクで異様な光景。そして襲ってくる痛み。
「ひいぃぃぃ」
と、甲高い叫びをあげた。あげ続ける。肺の中の空気が無くなるまであげ続け、その場にへたりこんだ。
「女みたいな声を出すんだな」
低い位置に下がった金髪の顔面目がけて膝蹴りを放つ。鼻骨が砕けるいやな音と感触が伝わってくる。
「おい、友だちがケガをしたぞ。血が出てる。病院につれて行ってやったらどうだ?」
五人のうち二人をのした。これで戦意を喪失してくれただろうか?
しなかった。残った三人のうち二人が、左右にわかれてパンチを続けざまに打ってくる。
両腕を前にして防御の構え。ひたすらガードに徹しているように見えたがしかし、苦痛の声をあげ出したのは攻撃しているほうだった。秋芳は相手のパンチに対して拳や手刀で鋭い払い受けを繰り返し、的確に肘受けをしていた。肘の骨は拳の数倍硬い。そしてボクサーというのは空手家とちがって拳そのものを鍛えたりはしない。カウンター気味の肘受けは彼らの手を傷ませていた。
攻撃の手がゆるむ。そのすきを見逃したりはしない。左脚が一閃し片方のわき腹を、肝臓の部分をえぐる。空手でいう三日月蹴りだ。
命中。口からよだれを流し、悶絶する。そしてもう一人に対しては縦拳を放つ。ガードを試みるが痛みで動きが鈍くなっていたため、やすやすと甘いガードをかいくぐり、あごにヒット。大きくのけ反ったところで鳩尾、みぞおちに前蹴り。つま先からくるぶしまでが腹部にめり込んだ。激しい痛みと呼吸困難に血反吐を吐いてのたうち回る。こちらも戦闘不能だ。
「クソが! 死ねよオラァ!」
最後に残った一人が折り畳み式ナイフを取り出して突進してくる。
秋芳の脚が下から上へと跳ね上がり、膝から先がナイフを持った手と顔にほぼ同時に炸裂。同じ
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