第138話
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メルディの答えを聞いて静かな笑みを浮かべて呟いたレイスの言葉を聞いたクローゼは驚きの表情でレイスに訊ねた。
「ああ。真の敵は私が扱う”真の極光”とは相反する”極光術”―――”闇の極光”の使い手で、その頃の彼らは”闇の極光”に対抗できる”真の極光”を習得していなかったから、為す術もなく相手が止めに”極光術”を放つ直前の絶体絶命の状況に陥っていたのだが……そこに駆けつけた私が覚えたばかりの”極光術”で対抗して、メルディ達を守ったのさ。」
「………はいな。そのお陰でメルディ達、助かったけどレイスが…………」
「クィッキー…………」
「そいつは………」
「お兄様………」
レイスの説明に続くようにメルディは辛そうな表情で答え、クィッキーは悲しそうな様子になり、レイス達の話を聞いたジンは複雑そうな表情をし、クローゼは辛そうな表情でレイスを見つめた。
「私の事はそんなに気にしなくていいよ、クローディア。またこうしてメルディ達と出会う事ができた上、私がいた以前の世界も救われたとの事だから、唯一の気がかりであった件も解決した事を知って、私は満足しているよ。」
「お兄様……はい。」
そしてレイスの慰めの言葉に対してクローゼは静かな表情で頷き
「さてと……メルディ。訊ねるのが遅くなったけど、この”影の国”から脱出してそれぞれの世界に帰還する為に君達の力を貸して貰えないだろうか?」
「勿論いいよ!みんな、これからよろしくな!」
「クィッキー♪」
「クィッキーさんも『僕もメルディと一緒に協力する』って言っているんですの♪」
レイスの問いかけに対して力強く頷いたメルディは笑顔を浮かべてルーク達を見つめ、メルディの言葉に続くようにクィッキーは鳴き声を上げ、ミュウがクィッキーの意志を訳した。
「へ………ミュウ、もしかしてクィッキーの言葉がわかるのか?」
「はいですの!」
「ふえ〜……クィッキーの言葉わかる上メルディ達と同じ言葉を話せるなんて、異世界凄いな!」
「いや、ミュウの場合ソーサラーリングのお陰だから色々と事情が特殊なんだけどな……」
「フフ、そんな細かい事は別にいいじゃない。それよりも…………二人ともやっぱり可愛い………二人のお陰でミュウの可愛さも更に倍増している気がするわ………」
「うんうん!そしてそこにティータちゃんにレンちゃん、ユウナちゃんとフィーちゃんが加われば最強のメンツですよ♪」
ルークの問いかけに頷いたミュウの答えを聞いて驚いているメルディにガイは苦笑しながら指摘し、うっとりとした様子でメルディとクィッキーを見つめて思わず呟いたティアの言葉に何度も頷いたアネラスは嬉しそうな表情でメルディとクィッキー、そしてミュウを見つめ
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