第138話
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の光が解き放たれた!
「おわっ!?」
「みゅっ!?とっても眩しいですの〜!?」
「虹色の………光………?」
「あちらの女性とお兄様から解き放たれているようですが………」
「フム………しかも凄まじい”力”を感じるな。一体何の”力”だ……?」
二人から解き放たれる虹色の光にルークとミュウは驚き、ティアは呆け、クローゼは戸惑いながらレイスと娘を見つめ、ジンは光から目を庇いながら真剣な表情で二人を見つめていた。
「ハハ、一度は敵対した私の事でそんなにも喜んでくれるなんてとても光栄だけど、まずは状況を確認してくれないか?」
「ふえ……?…………………」
苦笑しながら指摘したレイスの指摘を聞いた娘はレイスから離れて周囲を見回したりルーク達を見つめて呆けた表情で黙り込み
「バイバ!?メルディ、さっきまでアイメンにいたのにいつの間にファロース山――――”インフェリア”に移動したんだな〜!?それにキール、どこに行ったな〜!?」
やがて我に返ると混乱した様子で周囲を見回していた。
「ハハ、君が驚くのも無理ないよ。私も最初は驚いたしね。実は―――――」
そしてレイスは娘に事情を説明した。
「バイバ!それじゃあここは”インフェリア”や”セレスティア”でもない別の世界で、その世界でレイスが生き返ったんだな〜!」
「ハハ、厳密に言えばこの”影の国”自体、私が今いる世界とはまた別の世界だけどね。」
「えっと………お兄様、そちらの女性が”庭園”で説明して頂いた”彼ら”の内の一人なんですか?」
驚いている様子の娘にレイスは苦笑しながら訂正の指摘をし、そこにクローゼが遠慮気味にレイスに問いかけた。
「ああ。メルディ、紹介するよ。彼女―――クローディアは今の私の妹で、周りの者達は今の私の仲間達だ。」
「バイバ!レイスに妹、できたんだな!こんにちはー、メルディだよ!ちなみにこっちはクィッキーだよ!よろしくな!」
「クィッキー♪」
娘―――メルディは自分と自分の傍にいる謎の生物―――クィッキーを紹介した後笑顔を浮かべた。
「メルディちゃんにクィッキーちゃんね。私はアネラスって言う名前だから、これからよろしくね♪それじゃあお互い自己紹介も終わった所で………王子殿下、メルディちゃんとクイッキーちゃんをお持ち帰りしてもいいですか!?」
メルディの自己紹介に対して笑顔で返したアネラスは真剣な表情になってレイスに問いかけ、アネラスの問いかけにルーク達は冷や汗をかいて脱力した。
「ず、ずるいわよ、アネラス!私だって二人を―――じゃなくて、彼女達には元々住んでいる世界があるのだから、さすがにそれは不味いわよ!」
「ハハ、本音が出ていたぞ、ティア〜。」
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