第138話
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その場で解放されるみたいだけど………」
「光が二つ……だと?」
「まさか………」
封印石が解放された事によって大きな光と小さな光に分かれた様子を見たティアとジンは戸惑いの表情で呟き、心当たりがあるレイスは目を丸くした。そして光が消えるとそこには褐色の肌で紫の髪と瞳を持つ娘とフサフサのティファニーブルーの毛色をしている謎の小さな生物が現れた!
「バイバ…………眩しかったよ〜。キール、クィッキー、無事か?……………―――――え。」
「クィッキー〜…………クィ?」
地面に跪いている娘は目を開け、目の前にいる人物達―――ルーク達に気づくと呆けた声を出し、娘の傍にいた謎の生物は鳴き声を上げた後娘に続くようにルーク達を見つめた。
「な、何、あの子………か、可愛い過ぎる……っ!しかも飼い主の女の子の方もとっても可愛い……っ!ティアさん、今すぐに二人纏めてセットでギュッって、抱きしめましょう……っ!」
「ダ、ダメよ、アネラス。まずは彼女もそうだけどあのとても可愛い生物の飼い主と思われる彼女に許可を取ってからでないと、彼女達に対して失礼でしょう?」
「ハハ、そう言いつつもティアもアネラス同様あのミュウやジークみたいなペットかマスコット枠の謎の生物に興味津々じゃねぇか。」
「みゅ?”マスコット”って、何ですの??」
「あ、あの………何度も言っているようにジークはペットやマスコットではなく友人なのですが………」
「ピューイ!」
「お前達な〜………お前達が”そういうの”が好きなのは知っているけど、少しは状況を考えてくれよな〜。」
「ハハ、まあいいじゃないか。―――――それよりやはり彼女達は王子殿下の知り合いか?」
謎の生物と娘を見て目を輝かせているアネラスを諫めようとしながらもチラチラと興味津々な様子で謎の生物を見つめるティアの様子にガイは苦笑し、ガイの言葉にミュウが首を傾げている中苦笑しながら指摘したクローゼの言葉に続くようにジークは鳴き声を上げ、呆れた表情で呟いたルークにアネラスとティアの様子を微笑ましそうに見守りながら指摘したジンはレイスに視線を向け
「ああ。―――――久しぶりだね、メルディ、それにクィッキーも。こうしてまた会う事ができるとは夢にも思わなかったよ。」
視線を向けられたレイスは頷いた後娘達に微笑んだ。
「レイ……ス……?」
レイスに微笑まれた娘は一瞬呆けたが
「ワイール!よくわからないけど、レイスが生き返ったな!レイスにまた会えて、本当によかったよ〜!」
「クィ、クィ、クィッキー♪」
すぐに嬉しそうな表情にレイスに抱きつき、謎の生物はレイスと娘の周りを嬉しそうに走り回っていた。するとその時レイスと娘から虹色
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