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SAO─戦士達の物語
MR編
百五十話 盾将軍雲水
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れた自分の名前に、ツッコむようにアスナが叫んだ。とはいえ言いたいことはわかるのだ。実際……

「でも、アスナさんなら、皆さんとお知り合いですし」
「うん、アスナ以上にこのメンバーの全体とコミュニケーションが取れている人間はいないだろう」
「シウネー!?サクヤさんまで……」
同調する二人の美女に、アスナは困ったように腕をブンブンとふる。しかし自惚れる訳では無いが実際の所、現状集まっているメンバー全体と平均的に一番コミュニケーションが取れているのはアスナだとは思う、だが、それを言うならキリトやリョウだって……

「アスナ!」
「ユウキ……」
「大丈夫!アスナなら出来るよ!」
「うぅ〜〜ん……」
そうだった、今回はスリーピングナイツのメンバーも居るのだ。ナイツはギルドとして一パーティでの連携は見事にこなすが、他のパーティとの合同、レイドでのパーティプレイとなると、まだ少し不慣れなところがあるのはアスナにも分かっている。そうなると……

「まぁ、俺たちもできる限りはサポートするからさ、やってみたらどうだ?」
止めとばかりにキリトにこういわれては、それ以上断ろうともできなかった

「うぅ……もう、しょうがない!やっちゃいましょう!」
「おぉ〜、たのむぜぇ、騎士姫さん」
「からかわないで!!」
いつものやり取りをしながら、アスナはパーティ全体の戦力図を頭に思い描き始めた。

────

アスナはまず、パーティをそれぞれ役割ごとに分担し、それらをレイドとしてつなぐスタイルで攻略パーティを組んだ。一つ一つのパーティはバラバラのチームからの出向になるが、ある程度はそう言う要素がある方が、今回は「面白い」だろうとアスナは判断した。
そんなこんなで、完成した配置表がこちらである。


まず、総指揮官にアスナ、そして……

タンク隊:エギル リズ ジュン テッチ アイリ リョウ ノリ
「オイオイ、オレがリーダーで良いのか?」
「いいんじゃないの?エギルってあっちでボス戦タンク隊のリーダーやったこともあるんでしょ?」
「えっ、そーなの!?そう言えばエギルさんの向こうの頃の話ってあんまり聞いたことないけど……」
頭を掻いたエギルに対して指摘したリズの言葉に目を剥いて驚いたように聞き返したアイリにリョウが肩をすくめて答える。

「そりゃ初期の頃の話だけどな。けど信用はしていいと思うぜ?」
「おいおい、おだててもなにも出ねーぞ」
「エギル!」
頬を掻くエギルに、声を掛けるスプリガンの女性が居た、ノリだ。

「連れてきたよ、改めて紹介しとく。テッチと、ジュンだ」
「おぉ、改めて見るとデッケェなエギルさん!」
「よろしくっす!」
ノリの後ろからついてきたノームとサラマンダ―の男性が顔を出して次々にエギルと握手
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